日銀政策金利発表後の東京時間のドル円の動き(2018年6月15日)

2018年6月15日

・本日11:41に発表された日銀金融政策決定会合は予想通り現状維持でした。
発表後に110.59から110.79まで上昇し、14時半から一段高となって110.87で15時となりました。
 

 

日銀金融政策決定会合の結果
11:41 現状維持

 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間序盤は110.00近辺で揉み合っていましたが、ECB定例理事会からユーロだけでなく他通貨に対してもドル買いの流れとなったため20:45の110.02から03:00には110.69まで上昇し、110.61でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると8:50に110.69まで上げた後は下げ出して10:10には110.45まで下落しました。
そこからはジリジリと上げて日銀金融政策決定会合の結果が発表された11:41は110.59でした。
現状維持でしたが、発表直後から急伸して11:45には110.79まで上昇し、110.70近辺で小動きの後14:00から再び上げ出して14:40には110.89まで上昇し、110.87で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

ユーロドル(チャートは15:30時点)
・欧州時間序盤はジリジリと上げ出して16:00の1.1814から19:20には1.1830まで上昇し、20:45の政策金利発表の時は1.1815でした。
結果は政策金利は予想通り据え置きでしたが声明で「12月末で量的緩和の終了」と表明したため発表直後に1.1815から1.1850まで急伸しました。
しかし「保有債券の償還元本を必要な限り再投資する」「政策金利を少なくとも2019年夏まで据え置く」との方針が示されると一転してユーロ売りとなり、またドラギECB総裁会見で「ECBBは利上げ時期を協議しなかった」「不確実性が増している」と述べるとユーロ売りが加速して23:25には1.1618まで急落し、その後もユーロ売りが続いて1.1575でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.1555-70での小動きがひたすら続いて、1.1561で15時となりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
 

左:ユロドル-日足

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    25,175.31(-25.89)
NASDAQ     7,761.04(+65.34)
・昨日のダウは5月小売売上高の好結果やECB定例理事会で量的金融緩和を今年末で打ち切り、政策金利は「少なくとも2019年夏まで据え置く」との見通しを表明したことで欧州株が全面高になったため朝方は$130近く上昇しました。
しかし欧米で金利が低下して利ざや縮小を嫌気して金融セクターが売られて小幅安水準での上下が続き、$25安で引けました。
一方ナスは朝方の上昇を維持して0.85%高となり史上最高値を更新しました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

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