米雇用統計発表後の豪ドルの動き(2018年2月3日)

 

2018年2月3日

 1月の米・雇用統計は非農業部門雇用者数が予想18.0万人増に対して20.0万人増、失業率は予想・結果共に4.1%、平均時給は予想0.2%に対して0.3%で良好な結果となり、発表直後に債権が売られて一時2.85%まで金利が急騰したためドルが買われて株は売られ、ダウは2008年12月以来約9年ぶりの下げ幅となる$665もの暴落となりました。

・豪ドル・ドルは雇用統計後からドル買いの流れとなったため22:30の0.7986から00:10の0.7921まで下落し、一旦0.7959までリバりましたが、再び押し戻されて0.7921でNYクローズとなりました。

・豪ドル・円は雇用統計発表直後は豪ドル・ドルの下落とドル円の上昇の板挟みとなり87.55-75で揉み合っていましたが、01:00以降は豪ドル・ドルの下げに引っ張られて下落が続き、87.27でNYクローズとなりました。

豪ドル・NZドルは大きな動きはありませんでした。

・ドル円は発表直後に109.85から110.33まで48pips急伸した後、00:50には110.47まで上昇しました。
その後NY株が下げ幅を拡大していたためリスク回避の円買いで03:00には110.01まで押し戻され、110.16でNYクローズとなりました。

 

★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2018年2月3日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

★雇用統計直後のドルの動きは、米雇用統計発表後のドルの動き(2018年2月3日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

 

 

豪ドル-ドル(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤は0.7975-95での小動きが続き、22:30の雇用統計の時は0.7986でした。
発表直後からドル買いの流れとなったため00:10の0.7921まで下落し、その後03:10に0.7959までリバりましたが、再び押し戻されて06:50には0.7916まで下落し、0.7921でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

 

豪ドル-円(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤は87.65-95での上下が続き、22:30は87.71でした。
発表直後は豪ドル・ドルの下落とドル円の上昇の板挟みとなり87.55-75で揉み合っていましたが、01:00以降は豪ドル・ドルの下げに引っ張られて06:30には87.22まで下落し、87.27でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

 

豪ドル-NZドル(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤は1.0850-65での小動きが続き、雇用統計発表直前の22:20に1.0825まで下落し、22:30は1.0831でした。
発表後は大きな動きはなく1.0835-60での上下が続き、04:20に1.0872まで上昇する場面がありましたが、すぐに押し戻されて1.0848でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

 

ドル円(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤はジリジリとした上げが続いて16:00の109.61から19:20には109.91まで上昇し、そこからは109.90近辺でのこう着が続いて22:30の雇用統計の時は109.85でした。
発表直後に109.85から110.33まで48pips急伸した後も上昇基調となって00:50には110.47まで上昇しました。
その後はNY株が下げ幅を拡大していたためリスク回避の円買いとなって03:00には110.01まで押し戻され、110.05-35での揉み合いが続き、110.16でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA