オーストラリア雇用統計発表後の豪ドルの動き(2017年10月19日)

2017年10月19日

 本日9:30にオーストラリアの9月雇用統計の発表があり、新規雇用者数が予想+1.50万人増を上回る結果+1.98万人増、失業率は予想5.6%を上回る5.5%の好結果でした。
発表直後に豪ドルは買われましたが、11時の中国指標発表後から押し戻されて雇用統計後からの上昇分が行って来いとなりました。
またNZドルが連立政権発表を控えて上下に振れながら売られ、15:00にNZファースト党が政権樹立に向けて野党・労働党と連立するとの報道でNZドル売りが加速しました。

 

結果
09:30 9月新規雇用者数 予想:+1.50万人 結果:+1.98万人 (前回:+5.42万人 修正値:+5.30万人)
09:30 9月失業率 予想:5.6% 結果:5.5% (前回:5.6%)
11:00 中国・7-9月期GDP (前期比) 予想:+1.7% 結果:+1.7% (前回:+1.7% 修正値:+1.8%)
11:00 中国・7-9月期GDP (前年比) 予想:+6.8% 結果:+6.8% (前回:+6.9%)
11:00 中国・9月鉱工業生産 (前年比) 予想:+6.5% 結果:+6.6% (前回:+6.0%)
11:00 中国・9月小売売上高 (前年比) 予想:+10.2% 結果:+10.3% (前回:+10.1%)

 

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間序盤はドル売りの流れとなったため16:00の0.7842から18:40には0.7818まで下落し、その後は0.7820-40での小動きが続き、01:00から小幅上げて0.7840-50での小動きとなり、0.7845でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると0.7840-50での小動きが続き、9:30の豪・雇用統計の時は0.7843でした。
好結果だったため発表直後に0.7843から0.7870まで37pips急伸し、0.7860-70での揉み合いとなりました。
しかし11:00の中国の指標発表後から下げ出して11:05には0.7846まで下落し、雇用統計後の上昇分が行って来いとなりました。
その後は0.7850近辺での揉み合いが続き、0.7849で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州・NYタイムは円売りの流れで16:00の88.15から03:50の88.61までジリ上げが続き、88.60でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると8:30から下げ出して9:25には88.54まで下落し、9:30は88.56でした。
発表直後に88.56から88.87まで31pips急伸し、しばらく88.80近辺での揉み合いが続いていましたが、11:00の中国指標発表後に豪ドルが売られたため下げ出して13:15には88.59まで下落しました。
その後は反転して再び上げ出して14:20には88.79まで上昇し、88.70で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州・NYタイムは1.0950-90での方向感のない上下が続いて、1.0959でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.0950-60での小動きが続き、直前に下げて9:30は1.0940でした。
発表直後に1.0940から1.0974まで34pips急伸し、そこからNZドルの下落も加わったため更に上昇が続いて13:10には1.1076まで上昇しました。
そこから急速に押し戻されて13:40には1.0992まで急落しましたが、そこから反転すると急伸して14:00には1.1078まで上昇しました。
その後はNZドルが連立政権発表を控えて上下に振れたため豪ドル・NZドルも上下に振れながらNZドル売りによって上昇が続き、1.1097で15時となりました。
なお15:00にNZファースト党が政権樹立に向けて野党・労働党と連立するとの報道でNZドル売りが加速しました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は東京時間終盤の14時過ぎから上げ出し、欧州時間に入っても欧州株高やダウ先物が大幅高で推移していたためリスク選好の円売りの流れとなり、一本調子の上昇が続いて16:00の112.39から23:50に113円台に乗せて00:10には113.14まで上昇しました。
その後押し戻されて112.85-95での小動きが続き、112.92ででNYクローズとなりました。
またダドリー米ニューヨーク連銀総裁が「2017年は3回の利上げ軌道にある」との発言をしましたが、大きな反応はありませんでした。
・東京時間に入ると112.85-113.05を方向感なく上下が続き、113.00で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

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