米雇用統計発表後の豪ドルの動き(2017年10月7日)

 

2017年10月7日

  9月雇用統計は非農業部門雇用者数が9月に米南部を襲った大型ハリケーン「ハービー」と「イルマ」の影響で非農業部門雇用者数が予想8.0万人増を大幅に下回る3.3万人減少となり、7年ぶりのマイナスとなりました。
一方平均時給は予想の+0.3%を上回る+0.5%だったため非農業部門雇用者数の悪結果を打ち消し、株式市場は下押しすることなく小動きとなり、ドル買い、債権売りで利回り上昇の流れとなりました。
しかし23時過ぎに一部通信社の「北朝鮮は今週末、米西海岸に到達可能なミサイル試射の用意が整った」との報道で一転してドル売り・円買いの流れとなり、ドル円は雇用統計後に急上昇した後急落しました。

・豪ドル・ドルは米・雇用統計発表直後に0.7771から0.7747まで急落し、更にドル買いの流れとなったため下げが続いて23:05には0.7732まで下落しましたが、23:20に一部通信社の「北朝鮮は今週末、米西海岸に到達可能なミサイル試射の用意が整った」との報道が伝わると一転してドル売りの流れとなったため早いペースで0.7776まで上昇して0.7774でNYクローズとなりました。

・豪ドル・円は発表直後は豪ドル・ドルの下落に引っ張られて87.65まで下落しましたが、すぐに反転してドル円の上昇に引っ張られて21:35には87.91まで上昇し、北朝鮮のミサイル関連の報道でリスク回避の円買いの流れとなったため87.47まで下落して、87.58でNYクローズとなりました。

豪ドル・NZドルは雇用統計、北朝鮮ミサイル報道共に大きな反応はありませんでした。

・ドル円は雇用統計発表直後に112.90から113.32まで急伸し、更に一段上げて22:55には113.43まで上昇しましたが、北朝鮮ミサイル関連の報道が伝わると早いペースで下げ出して01:00には112.62まで下落し、112.65でNYクローズとなりました。

 

★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2017年10月7日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

★雇用統計直後のドルの動きは、米雇用統計発表後のドルの動き(2017年10月7日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

 

 

豪ドル-ドル(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は0.7760-80で小動きとなり、21:30の米・雇用統計の時は0.7771でした。
発表直後に0.7771から0.7747まで急落し、更にドル買いの流れとなったため下げが続いて23:05には0.7732まで下落しました。
しかし23:20に一部通信社の「北朝鮮は今週末、米西海岸に到達可能なミサイル試射の用意が整った」との報道が伝わると一転してドル売りの流れとなったため早いペースで上昇が続き02:55には0.7776まで上昇して雇用統計後の下落分が行って来いとなりました。
その後は0.7765-75での小動きが続いて、0.7774でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

 

豪ドル-円(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は87.70-85での小動きが続き、21:30は87.75でした。 発表直後は豪ドル・ドルの下落に引っ張られて87.65まで下落しましたが、すぐに反転してドル円の上昇に引っ張られて21:35には87.91まで上昇しました。
その後は豪ドル売りと円売りの板挟みになり87.70-85で揉み合っていましたが、北朝鮮のミサイル関連の報道でリスク回避の円買いの流れとなったため23:20の87.73から00:30には87.47まで下落しました。
そこからは87.50-65での小動きが続いて、87.58でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

 

豪ドル-NZドル(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は上昇基調となり16:00の1.0937から19:40には1.0965まで上昇し、21:30は1.0951でした。
発表直後に1.0944-66で小幅に振った後、しばらく1.0960近辺で揉み合っていましたが、22:50からジリ下げとなって23:40には1.0934まで下落しました。
その後は小幅戻して1.0950-60での小動きが続いて、1.0957でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

 

ドル円(チャートは6:00時点)
・ドル円は欧州時間序盤は112.85-113.10で上下し、21:30の雇用統計の時は112.90でした。
発表直後に112.90から113.32まで急伸し、更に一段上げて22:55には113.43まで上昇しました。
しかし一部通信社の「北朝鮮は今週末、米西海岸に到達可能なミサイル試射の用意が整った」との報道が伝わると23:20から早いペースで下げ出して00:00には112.88まで下落して雇用統計後の上昇分が行って来いとなり、更に下げが続いて01:00には112.62まで下落しました。
その後は112.60-80での小動きとなって112.65でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

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