米雇用統計発表後の豪ドルの動き(2017年9月2日)

 

2017年9月2日

 8月米・雇用統計は非農業部門雇用者数が予想の18.0万人増に対して15.6万人増、失業率は予想4.3%を下回る結果4.4%、平均時給も予想+0.2%に対して結果+0.1%でした。

・豪ドル・ドルは発表直後は結果が非農業部門雇用者数・失業率・平均時給が全て予想を下回ったためドル売りで0.7928から0.7993まで65pips急伸しましたが、22:45からは「ECBは12月までQE縮小計画を準備できない可能性がある」との一部報道が伝わるとユーロ売りの流れと米利回り上昇と共にドル買いの流れとなったため逆に下げ出して23:00には0.7937まで下落して雇用統計後の上昇分が行って来いとなりました。
しかし豪ドル買いによって再び上げ出して00:45には0.7988まで上昇し、その後は押し戻されて0.7967でNYクローズとなりました。

・豪ドル・円は発表直後は豪ドル・ドルの上昇に引っ張られて急伸して87.31から22時前には87.81まで上昇し、その後はドル円の上昇に引っ張られて高値圏で推移し、87.84でNYクローズとなりました。

・豪ドル・NZドルは発表後に急伸してからは上昇基調が続き、21:30の1.1061から02:50には1.1136まで上昇し、1.1127でNYクローズとなりました。

・ドル円は雇用統計発表直後は非農業部門雇用者数・失業率・平均時給が全て予想を下回る結果となったため110.05から109.56まで49pips急落しました。
しかしすぐに反転して21:55には110.10まで上昇して発表直後の下落分を打ち消し、更に23:00の8月ISM製造業景況指数が予想を上回る好結果だったことで110.47まで急伸しました。
その後は110.00-30で上下して110.25でNYクローズとなりました。

 

★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2017年9月2日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

★雇用統計直後のドルの動きは、米雇用統計発表後のドルの動き(2017年9月2日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

 

 

豪ドル-ドル(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は0.7920-40で上下し、21:30の米・雇用統計の時は0.7928でした。
結果が非農業部門雇用者数・失業率・平均時給が全て予想を下回ったためドル売りで0.7928から0.7993まで65pips急伸しました。
そこからは0.7970-90で揉み合った後、22:45からは「ECBは12月までQE縮小計画を準備できない可能性がある」との一部報道が伝わるとユーロ売りの流れと米利回り上昇と共にドル買いの流れとなったため逆に下げ出して23:00には0.7937まで下落して雇用統計後の上昇分が行って来いとなりました。
しかしそこからは豪ドル買いによって再び上げ出して00:45には0.7988まで上昇し、その後はゆっくりジリジリと押し戻され続け、05:25には0.7964まで下落し、0.7967でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

 

豪ドル-円(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は87.20-45で上下し、21:30は87.31でした。 発表直後に87.31から87.14まで17pips下げた後はドル円の上昇に引っ張られて急伸して21:55には87.81まで上昇しました。
そこからは87.60-80で揉み合いの後、23:50から一段上げて87.80-95での小動きとなり、87.84でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

 

豪ドル-NZドル(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は1.1065-80で上下し、21:30は1.1061でした。
発表直後に1.1061から1.1044まで17pips下げた後は反転して21:50には1.1120まで上昇しました。
そこからは1.1090-1.1110で揉み合っていましたが、23:50から豪ドル買いによって再び上げ出して02:50には1.1136まで上昇しました。
その後はジリ下げとなって04:05には1.1112まで押し戻されましたが、クローズにかけて再度上昇して1.1127でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

 

ドル円(チャートは6:00時点)
・ドル円は欧州時間は110.00-25で上下し、21:30の雇用統計発表の時は110.05でした。 非農業部門雇用者数・失業率・平均時給が全て予想を下回る結果となり、発表直後に110.05から109.56まで49pips急落しました。
しかしすぐに反転して21:55には110.10まで上昇して発表直後の下落分を打ち消し、109.85-110.05で揉み合った後22:45から更に上げ出して22:50には110.22まで上昇し、23:00の8月ISM製造業景況指数が予想を上回る好結果だったことに反応して110.47まで急伸しました。
その後は押し戻されて00:50に110.02まで下落した後、再度上げて110.20-30での小動きとなり110.25でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA