豪・RBA政策金利発表後の豪ドルの動き(2017年8月1日)

2017年8月1日

 本日の13:30にオーストラリア政策金利の発表があり、7/12のイエレンFRB議長下院議会証言後からのドル売りの流れが続く中で、豪ドル・ドルの大幅上昇に引っ張られる形で豪ドルが買われ続けている中での政策金利発表となりました。
結果は予想通り1.50%で据え置きで、東京時間に入ってから豪ドルがジリジリと買われていたこともあって発表直後は売られましたがすぐに切り替えし手上昇し、その後は再び押し戻されて政策金利発表時点まで下落して15時となりました。
 またロウ総裁は声明で最近の豪ドル高に言及して「米ドル安が一因だ」とし、「豪ドル高は物価圧力抑制につながり、生産や雇用見通しにも悪影響を与える」「豪ドル高は経済活動の改善鈍化を招く」と述べて豪ドル高をけん制しました。

 

結果
13:30 RBAキャッシュターゲット 予想:1.50% 結果:1.50% (前回:1.50%)

 

★RBA声明の全文を、オーストラリア中央銀行声明全文(2017年8月1日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

 

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間序盤は0.7960-80で上下していましたが、NYタイムに入るとドル売りの流れとなったため上昇が続き04:40には0.8002まで上昇し、0.8000でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると0.8000近辺で揉み合った後、9:05から上げ出すと10:55の0.8042まで上昇が続きました。
そこからは押し戻されて13:30の政策金利の時は0.8017でした。
発表直後に0.7993まで急落しましたが、すぐに反転して13:35には0.8037まで上昇し、その後は押し戻されて0.8007で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間・NYタイムではドル売りによる豪ドル・ドルの上昇とドル円の下落との板挟みとなり、87.95-88.30での上下が続き、88.20でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると豪ドル・ドルの上昇とドル円の下落の板挟みになりながらも豪ドル買いの勢いが強く10:55の88.69まで上昇が続きました。
そこからは押し戻されて13:30の政策金利の時は88.34でした。
発表直後に急落して88.11まで下落しましたが、すぐに反転して13:40には88.54まで上昇し、その後は押し戻されて88.31で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州・NYタイムは1.0635-55での小動きがひたすら続いて、1.0644でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.0640-55での小動きの後9:05からジリ上げが続いて11:00には1.0690まで上昇し、そこからは押し戻されて13:30の政策金利の時は1.0672でした。
発表直後に1.0648まで急落した後すぐに反転して13:35には1.0693まで上昇し、その後は押し戻されて1.0670で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州・NYタイムでドル売りの流れとなり、16:00の110.76から04:00の110.21までジリジリとした下落がひたすら続き、110.25でNYクローズとなりました。
また月末だったことで00:00のロンドンフィキシングにかけてユーロドルに仕掛け的な買いが入り、ストップロスを巻き込んで1.1844まで上昇して2015年1月以来の高値となりました。
・東京時間に入ると6:10に110.20まで下げた後はジリジリとリバって110.40まで上昇し、そこからは110.30-40での小動きとなりました。
しかし11:15から急速に下げ出して11:20には110円を割り込んで109.99まで下落しました。
その後はジリ上げが続いて13:15には110.23まで上昇し、110.20近辺での小動きが続いて110.27で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

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