豪・RBA政策金利発表後の豪ドルの動き(2017年7月4日)

2017年7月4日

 本日の10:30に5月小売売上高、13:30にオーストラリア政策金利の発表があり、小売売上高は予想+0.2%よりも好結果の+0.6%だったことで直後に豪ドルは買われましたが買いは続かず押し戻されました。
しかし13:30の政策金利発表に向けて再び買われ、予想通り1.50%で据え置きでしたが、欧米・カナダなどで利上げに向けたタカ派ムードが強まる中でRBAが据え置きとしたことで豪ドル売りが強まったため発表直後に急落してからも売りが続く中で15時となりました。
 またドル円は9:50に北朝鮮がミサイル発射、13:40に北朝鮮が重大発表を行うとの報道で下落基調が東京時間は続いて113円を割り込み112.88まで下落しました。

 

結果
10:30 5月小売売上高 予想:+0.2% 結果:+0.6% 前回:+1.0%(修正値:+0.0%)
13:30 RBAキャッシュターゲット 予想:1.50% 結果:1.50% (前回:1.50%)

 

★RBA声明の全文を、オーストラリア中央銀行声明全文(2017年7月4日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

 

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間はドル買い圧力を受けてジリ下げが続き、16:00の0.7672から00:10の0.7643まで下落し、その後は小幅戻して0.7650-65での小動きとなって、0.7654でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ上げが続き9:55の0.7671まで上昇が続きましたが、10:00からは逆に下げとなって10:30の小売売上高の時は0.7657でした。
発表直後に0.7657から0.7679まで急伸しましたが、すぐに押し戻されて10:35には0.7664まで下落し、0.7665近辺で揉み合った後11:45には0.7658まで下落して小売売上高での上昇分が行って来いとなりました。
しかしそこから再び上げ出して13:25には0.7681まで上昇し、13:30の政策金利発表の時は0.7670でした。
発表直後に0.7670から0.7631まで急落し、その後も下げ続けて14:40には0.7603まで下落し、0.7606で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州・NY時間はドル円の上昇に引っ張られて上昇基調がひたすら続いて16:00の86.35から05:00には86.93まで上昇し、86.80でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ上げとなって8:55に86.93まで上昇した後は86.80-90で小動きでしたが、9:50に北朝鮮がミサイル発射との報道で円買いの流れとなり86.87から10:15には86.68まで下落し、10:30の小売売上高の時は86.72でした。
発表直後に86.72から86.98まで急伸しましたが、すぐに押し戻されて86.80-90での揉み合いの後11:50には86.73まで下落して小売売上高での上昇分が行って来いとなりました。
そこから再び上げ出して13:25には86.95まで上昇し、13:30の政策金利発表の時は86.88でした。
発表直後に86.88から86.40まで急落し、豪ドル売りと共にドル円の下落も重なって13:40には86.19まで下落し、更にジリ下げが続く中でドル円が本日午前にミサイル発射した北朝鮮が重大発表を行うとの報道で下げ足を速めたことで豪ドル・円は一段安となって14:30には85.87まで下落し、85.93で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は1.0475-1.0510で方向感なく上下を繰り返して1.0489でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ上げが続いて10:05には1.0530まで上昇し、10:30の小売売上高の時は1.0523でした。
発表で1.0523から1.0544まで上昇し、1.0530-40で揉み合った後10:50から再び上げて10:55には1.0547まで上昇しました。
そこからは.0530-40での小動きとなって13:30の政策金利発表の時は1.0535でした。 発表直後に1.0535から1.0476まで急落し、その後も下げが続いて14:40には1.0452まで下落して、1.0459で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間から上昇基調となり16:00の112.55から19:40には113.07まで上昇し、112.85-113.10で揉み合いとなりました。
23:00の6月ISM製造業景気指数が好結果だったことで113.02から113.27まで急伸し、更に米10年債利回りと共に上昇が続いて00:20には113.44まで上昇し、その後は113.30-45での小動きとなって113.38でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると113.30-40での小動きが続いていましたが、9:50に北朝鮮がミサイル発射との報道で9:55には113.09まで下落しました。
しかしそこからはすぐに戻して11:10には113.29まで上昇して113.15-25で小動きでしたが、13:40に北朝鮮が午後3時半から重大発表を行うとの報道が伝わると地政学リスクを嫌気して早いペースでの下げとなって113円を割り込み14:35には112.88まで下落しました。
その後は小幅戻して112.94で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

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