オーストラリア雇用統計発表後の豪ドルの動き(2017年2月16日)

2017年2月16日

 本日9:30に1月オーストラリアの雇用統計の発表があり、新規雇用者数・失業率共に予想を上回る好結果でしたが、直近豪ドルが買われていたこともあって発表直後に小幅買われた後はすぐに小幅売られて発表前とほぼ変わらない水準に落ち着いて15時となりました。

 

結果
09:30 1月新規雇用者数 予想:+1.00万人 結果:+1.35万人 (前回:+1.35万人)
09:30 1月失業率 予想:5.8% 結果:5.7% (前回:5.8%)

 

 

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は0.7660-90での小動きでしたが、22:30の米指標が好結果だったためドル買いとなり0.7663から0.7636まで下落しました。
しかしそこからは逆にドル売りの強い流れとなったため01:40には0.7707まで上昇し、その後小幅押し戻されたものの再度上げ出して06:00には0.7718まで上昇し、0.7709でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると0.7705-20で小動きとなり、9:30の豪・雇用統計発表の時は0.7715でした。
発表直後に0.7715から0.7731まで上昇しましたが、すぐに押し戻されて9:50には0.7708まで下落しました。
その後は0.7705-25での小動きが続き、0.7716で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・欧州時間序盤は87.90-88.00で小動きとなり、21:10から下げ出して22:20に87.68まで下落しましたが、そこからは豪ドル・ドルの上昇に引っ張られて01:00には88.13まで上昇しました。
しかしそこからはドル円が急速に下落したことに引っ張られて02:20には87.73まで下落しましたが、その後はジリ上げが続いて88.03でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると87.95-88.10での小動きとなり、7:50から小幅上げて8:30に88.17まで上昇した後は押し戻されて9:30は87.97でした。
発表で87.97から88.15まで上げましたがすぐに押し戻されて88.00近辺での揉み合いとなりました。
しかしドル円が10:45から急速に下げ出したことに引っ張られて豪ドル・円も下げ出して12:30の87.70まで下げ続けました。
その後は87.75-85での小動きが続いて、87.84で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は1.0670-1.0700での小動きが続き、00:00に1.0663まで下げた後は反転して01:30には1.0701まで急伸しました。
しかしそこからは逆に急落して03:30には1.0666まで下落し、1.0667でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.0670近辺で小動きの後7:50から上げ出して8:50には1.0689まで上昇しましたが、9:20から押し戻されて9:30は1.0675でした。
発表直後から下げとなり1.0670から9:40には1.0649まで下落しました。
そこからは反転して10:30には1.0677まで上昇しましたが、再び押し戻されて1.0660-75での小動きが続いて、1.0667で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間は114.30-60で上下していましたが、22:30に発表された1月CPIや小売売上高、2月NY連銀製造業景況指数が予想を上回る好結果だったことで114.47から114.90まで急伸しました。
しかしそこからは急速にドル売りの流れが強まったことや115円のオプションに絡む売りで02:20には113.85まで1円近く下落し、その後は戻して114.18でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ上げとなって7:55には114.30まで上昇しましたが、そこからは一転して下落基調となり9:30には114円を割り込んで113.93まで下落して114.00近辺での揉み合いとなりました。
10:45から再び下げ出して10:55には113.75まで下落し、そこからは113.75-95での揉み合いが続き、113.83で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足