豪・貿易収支・建設許可件数発表後の豪ドルの動き(2017年2月2日)

2017年2月2日

本日9:30に12月貿易収支と12月住宅建設許可があり、両方とも予想を上回る結果だったため発表直後に豪ドルは買われ、更に11:20に一段買い上げられて高値圏を維持したまま15時となりました。
またドル円がFOMC直後に売られたもののNYクローズまでには戻して東京時間を迎えましたが、東京時間は下げ圧力が強く下げ基調が続いて、9時の113.29から15時は112.55まで下落しました。

結果
09:30 豪・12月貿易収支 予想:+20.00豪ドル 結果:+35.11豪ドル (前回:+12.43豪ドル 修正値:+20.40豪ドル)
09:30 豪・12月輸出 [前月比] 予想:- 結果:+5% (前回:+8%)
09:30 豪・12月輸入 [前月比] 予想:- 結果:+1% (前回:+0%)
09:30 豪・12月住宅建設許可件数 [前月比] 予想:-1.5% 結果:-1.2% (前回:+7.0 修正値:+7.5%)

 

★FOMC後の動きは、FOMC直後のドルの動き(2017年2月2日)の記事に詳しく書いています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

 

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は上昇基調となって16:00の0.7570から18:30には0.7592まで上昇して0.7590近辺で小動きでしたが、22:15の米・ADPが好結果だったことでドル買いの流れとなり、更に1月ISM製造業景況指数も好結果だったため00:00には0.7550まで下落しました。
その後0.7550-65で小動きとなり、04:00のFOMCの時は0.7555でした。
発表で0.7555から0.7587まで急伸してからは0.7575-95での小動きが続いて、0.7583でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると0.7580近辺での小動きが続き、指標発表前に小幅上げて9:30の貿易収支・建設許可件数の時は0.7600でした。
発表で0.7600から10:00には0.7630まで上昇し、0.7625近辺で揉んだ後11:20に一段高となって0.7647まで上昇しました。
その後は0.7640近辺での小動きが続き、14:40に小幅上げて0.7651まで上昇し、0.7642で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は上昇基調となって16:00の85.78から19:40には86.09まで上昇して85.90-86.10で小動きでしたが、22:15の米・ADP後のドル買いの流れから豪ドル・ドルの下落に引っ張られて01:50には85.65まで下落しました。
その後は85.60-95で上下して04:00のFOMCの時は85.63でした。
発表で85.63から85.86まで上昇してからは85.70-90での小動きが続いて、85.85でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると85.90近辺での小動きとなり9:30は85.90でした。
発表で85.90から9:50には86.26まで上昇し、その後も上昇基調が続いて11:20には86.51まで上昇しましたが、そこからはドル円の下落に引っ張られて急速な下げとなって12:40には86.05まで下落しました。
その後は86.10近辺で小動きの後、14:40から一段安となって86.02で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は1.0390-1.0430での上下がひたすら続いて、04:00のFOMCの時は1.0412でした。
発表では大きな反応はなく1.0410近辺でのこう着となって1.0410でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.0410近辺で小動きの後7:10から上げ出して8:40には1.0460まで上昇しましたが、そこからは押し戻されて9:30は1.0429でした。
発表で1.0429から1.0452まで上昇した後もジリ上げとなって11:30には1.0473まで上昇しました。
その後は1.0460近辺での小動きが続いて、1.0469で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・ドル円は昨日の欧州時間序盤は16:50に113.62まで上げた後は押し戻されて113.20-45での小動きとなり、22:15に発表されたADPで予想+16.5万人に対して+24.6万人の好結果だったことで米長期金利の上昇と共にドル買いの流れとなり、発表直後に113.28から113.66まで急伸した後も上昇が続き、24:00の1月ISM製造業景況指数も好結果だったため113.95まで上昇しました。
しかしそこからは急速に押し戻されて01:50には113.25まで下落してADPからの上昇分を打ち消し、113.35-55での揉み合いとなって、04:00のFOMCの時は113.44でした。
FOMCでは結果は据え置きで、声明で「労働市場は引き締まり続け、経済活動は穏やかなペースで拡大している」「経済状況はFF金利が緩やかな引き上げのみ正当化すると委員会は予想」など3月利上げを示唆する内容ではなかったため、発表直後に113.20-61で振った後はドル売りの流れとなって04:45には112.90まで下落しました。
その後は戻して113.20近辺で小動きとなり113.19NYクローズとなりました。
・東京時間に入ると113.20-35での小動きでしたが、9:00から下げ出すとリバを挟みながら下落基調が続いて12:50には112.62まで下落しました。
その後一旦リバって13:50には112.82まで上げましたが、そこからは再び売られて14:40には112.47まで下落して112.55で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足