米雇用統計発表後の豪ドルの動き(2017年1月7日)

2017年1月7日

 12月米・雇用統計は非農業部門雇用者数が予想を下回り失業率も悪化しましたが、平均時給の伸びや前月の雇用者数が上方修正されたことを好感してNY株とドルは買われ、利回りも上昇しました。

・豪ドル・ドルはドル買いの影響を受けて下落基調となり、豪ドル・円はドル円の上昇の影響を受けて上昇基調となりました。
・ドル円はドル円は雇用統計後に上昇した後、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁の「年内3回の利上げは適切だが変更の可能性も」との発言や、エバンズ・シカゴ連銀総裁の「年内2回の利上げは不合理な予想ではない」「年内3回の利上げは信じ難くはない」の発言でドル買いの流れが一層強まって更に上昇しました。

 

★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2017年1月7日)の記事に載せています。
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★雇用統計直後のドルの動きは、米雇用統計発表後のドルの動き(2017年1月7日)の記事に載せています。
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豪ドル-ドル(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤16:10の0.7317から20:00には0.7354まで上昇しましたが、そこからは押し戻されて22:30の雇用統計発表の時は0.7340でした。
発表直後に0.7316-45で上下した後は一段下げて0.7303-0.7330で上下していましたが、FOMCメンバー発言でドル買いの流れとなったことで下げ基調となり、03:50には0.7287まで下落しました。
その後は0.7300近辺で小動きとなって、0.7297でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤は85.00-20での小動きが続き、22:30は85.02でした。
発表直後に85.02から85.24まで上昇し、その後はドル買いの流れで豪ドル・ドルは下落したものの、ドル円の上昇に引っ張られる形で05:10の85.48まで上昇基調が続き、85.35でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤は1.0430-1.060で上下して、22:30は1.0432でした。
発表で1.0432から1.0450まで上げた後は上昇基調が05:40の1.0484まで続き、1.0481でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは7:00時点)
・欧州時間は16:50に116.39まで上昇した後は下げとなって19:50には115.75まで下落し、22:30の雇用統計の時は115.93でした。
発表直後に115.93から115.69まで下落しましたが、すぐに反転して23:20には116.75まで上昇しました。
その後116.30-70での揉み合いが続き、ハーカー・フィラデルフィア連銀総裁の「年内3回の利上げは適切だが変更の可能性も」との発言や、エバンズ・シカゴ連銀総裁の「年内2回の利上げは不合理な予想ではない」「年内3回の利上げは信じ難くはない」の発言で強いドル買いの流れとなって03:50には117.18まで上昇しました。
その後は117.00近辺での小動きとなって116.96でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足