オーストラリア雇用統計発表後の豪ドルの動き(2016年12月15日)

2016年12月15日

 本日9:30に11月オーストラリアの雇用統計の発表があり、新規雇用者数は予想を上回る好結果でしたが失業率は悪化しました。
早朝に米・FOMCでFF金利の誘導目標を現行の0.25-0.50%から0.50-0.75%へ引き上げられ、更に金利見通しが9月時点の2回から3回に引き上げられたことで強いドル買いの流れとなり、東京時間に入ってもドル買いが継続していたため、豪・雇用統計への反応は非常に薄いものとなりました。

 

結果
09:30 11月新規雇用者数 予想:+1.75万人 結果:+3.91万人 (前回:+0.98万人 修正値:+1.09万人)
09:30 11月失業率 予想:5.6% 結果:5.7% (前回:5.6%)

 

★FOMC直後ドルの動きは、FOMC直後のドルの動き(2016年12月15日)の記事で詳しく書いています。
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豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日0.7490-0.7525での上下が続き、04:00のFOMCの時は0.7499でした。
発表で0.7499から0.7445まで急落し、その後もドル買いの流れで下落は続いて05:50には0.7393まで下落し、0.7407でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると0.7395-0.7410での小動きとなり、9:30の豪・雇用統計の時は0.7387でした。
発表で0.7387から0.7408まで上昇した後、早朝のFOMC後に急落したこともあって戻りとなり11:20には0.7426まで上昇しました。
その後は0.7410-30での小動きが続いて、0.7412で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日は16:20の86.17からジリ上げが続いて04:00は86.51でした。
発表で86.51から04:10には86.82まで上昇した後は反転して05:00には86.32まで下落しました。
しかしそこから再び急伸して06:00には86.87まで上昇して86.69でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると86.60-80で小動きの後9:00からドル円の急伸に引っ張られて9:30には87.20まで上昇しました。
9:30の豪・雇用統計の発表への反応はほとんど無く87.05-30での小動きが続いてき、10:40に87.27まで上昇しましたがすぐに押し戻されて87.05-25での小動きとなり、87.13で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日は1.0370-1.0405での上下が続いて、04:00は1.0379でした。
発表で1.0379から1.0416まで上昇した後は1.0390-1.0415での小動きとなって1.0394でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.0385-1.0410での小動きとなって09:30は1.0408でした。
発表で1.0408から1.0437まで上昇し、更に上げて10:50には1.0453まで上昇しました。
そこからは押し戻されて12:20に1.0431まで下落し、1.0435-50での小動きとなって、1.0444で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日はFOMCまでは114.80-115.20で上下していましたが、04:00のFOMCの時は115.30でした。
発表で予想通りの利上げでしたが115.30から115.94まで急伸し、更に上げて04:10には116.42まで上昇しました。
そこからは115.95-116.40で揉み合っていましたが、05:00から再び上げ出して05:50の117.39まで駆け上がり、117.00でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると116.95-117.30で揉み合った後、9:00から急伸して9:30には117.84まで上昇しました。
しかし10:00からジリ下げとなって11:30には117.19まで下落して9時からの上げが帳消しになりました。
その後は117.20-50での揉み合いの後、ゆっくり上げて14:45には117.58まで上昇し、117.53で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足