米雇用統計発表後の豪ドルの動き(2016年12月3日)

 

2016年12月3日

 米・11月雇用統計は非農業部門雇用者数は17.8万人増と予想の18.0万人より若干悪化し、失業率は予想4.9%から4.6%へ大幅改善しましたが、市場では12月FOMCで利上げの折り込みが進んでいたため為替・株・債権ともに大きな動きにはなりませんでした。

 

・豪ドル・ドルは雇用統計発表後から豪ドル買いが強まったことで上昇基調となり、豪ドル・円は豪ドル・ドルに引っ張られて値幅は大きくないものの上昇となり、豪ドル・NZドルは方向感のない動きでした。

・ドル円は雇用統計で発表直後は113.95から113.46まで急落しましたが、すぐに切り返して22:50には114.19まで上昇しました。
しかしそこからは急速に下げて113.29まで下落した後はイタリア国民投票を控えて上値の重い展開が続き、113.55でNYクローズとなりました。

 

★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2016年12月2日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

★雇用統計直後のドルの動きは、米雇用統計発表後のドルの動き(2016年12月3日)の記事に載せています。
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豪ドル-ドル(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤は0.7410-30での小動きが続いて、22:30の雇用統計の時は0.7414でした。
発表で0.7414から0.7441まで急伸しましたがすぐに反転して22:50には0.7407まで下落しました。
しかしそこからは急速に早いペースで上げ出して00:10には0.7468まで上昇し、0.7440-60での小動きとなって、0.7457でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤は84.30-65での上下が続いて、22:30は84.51でした。
発表直後に84.51から84.41まで小幅下げた後は豪ドル・ドルの上昇に引っ張られて01:20には84.67まで上昇しました。
その後は84.55-75での小動きとなって、84.68でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤は1.0430-70で上下して、22:30は1.0433でした。
発表直後に1.0433から1.0417まで小幅下げた後は反転して00:00には1.0464まで上昇しました。
しかしそこからは再び下げとなって02:10には1.0418まで下落し、1.0435でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは7:00時点)
・欧州時間は113.60-114.15で上下して22:30の雇用統計の時は113.95でした。
発表直後に113.95から113.46まで急落しましたが、すぐに切り返して22:50には114.19まで上昇しました。
しかしそこからは急速に下げて00:10には113.29まで下落し、113.50-95での上下となり、113.55でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足