2016年11月17日
本日9:30に10月オーストラリアの雇用統計の発表があり、結果は新規雇用者数は予想よりも少なく、また前回の修正値も改悪され、失業率は0.1ポイント改善しました。
発表直後に豪ドルは買われましたが、すぐに反転して行って来いとなり、その後は上値の重い展開が東京時間は続きました。
また本日10時過ぎに日銀が長短金利を操作する新たな金融政策の枠組みに基づき、急激な金利上昇を抑制する狙いがある固定利回りで国債を無制限に買い入れる指し値オペレーション（公開市場操作）を初めて実施しました。
指し値オペの通知報道直後にドル円は108.61から急伸して10：15には109.26まで急伸しましたが、すぐに押し戻されて15分後には108.63まで下落しました。
指し値オペの応札は0でした。
結果
09:30 10月新規雇用者数 予想：+1.60万人 結果：+0.98万人 （前回：-0.98万人 修正値：-2.90万人）
09:30 10月失業率 予想：5.7% 結果：5.6% （前回：5.6%）
豪ドル－ドル（チャートは15：30時点）
・昨日の欧州時間は東京時間からの下落基調が続いて16：00の0.7541から21：30には0.7459まで下落し、その後は0.7465-95での上下となって、0.7478でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ上げとなって7：50に0.7497まで上昇した後は押し戻されて9：30の豪・雇用統計発表の時は0.7480でした。
発表直後に0.7480から0.7499まで上げましたが、すぐに反転して0.7470まで下落しました。
そこからは0.7465-85での小動きが続いて、0.7478で15時となりました。
左：豪ドル・ドル－5分足 右：豪ドル・ドル－1時間足
左：豪ドル・ドル－日足
豪ドル－円（チャートは15：30時点）
・昨日の欧州時間は18：10に82.49まで上昇した後は豪ドル売りとドル円の下落で00：00の81.57まで下げ続け、その後は81.60-90での上下となり、5：50には81.48まで下落して81.59でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると81.50-65で小動きでしたがドル円の下げに引っ張られて8：15には81.35まで下落し、そこからは一旦戻して9：05に81.57まで上昇し、9：30は81.46でした。
発表で81.46から81.68まで上げましたがすぐに反転して81.28まで下落し、更に下げが続いて10：05には81.11まで下落しました。
しかし指し値オペ通知の報道で10：10の81.18から10：15には81.62まで急伸し、すぐに押し戻されて10：25には81.29まで下落しました。
そこからはドル円の上昇に引っ張られて11：05の81.68まで上昇した後は81.35-55での小動きとなり、14：40から小幅上げて81.62で15時となりました。
左：豪ドル・円－5分足 右：豪ドル・円－1時間足
左：豪ドル・円－日足
豪ドル－NZドル（チャートは15：30時点）
・昨日の欧州時間はジリ下げが続いて16：00の1.0622から03：40の1.0561まで下落し、1.0574でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると8：05からジリ下げとなって9：30は1.0550でした。
発表で1.0550から1.0572まで上昇しましたが、すぐに反転して1.0539まで下落し、そこから更に下げとなって11：50の1.0517まで下落が続きました。
その後は1.0520-30での小動きとなって、1.0528で15時となりました。
左：豪ドル・NZドル－5分足 右：豪ドル・NZドル－1時間足
左：豪ドル・NZドル－日足
ドル円（チャートは15：30時点）
・昨日のドル円は欧州時間は上昇基調で109.11から20：10には109.75まで上昇しましたが、21：40からは戻りを入れながらの下げ基調となって02：10には109.04まで下落し、109.08でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると108.90近辺で小動きでしたが、8：15に108.84から108.60まで急落し、そこからは戻して9：00に108.94まで上昇し、9：40から再び下げ出して10：05には108.55まで下落しました。
日銀の指し値オペ通知の報道で10：10の108.61から急伸して10：15には109.26まで上昇しましたが、そこからは急速に下げて10：25には108.63まで下落しました。
その後は再び上げて11：00には109.20まで上昇した後は押し戻されて11：55には108.75まで下落し、108.90-109.15での小動きとなって109.13で15時となりました。
左：ドル円－5分足 右：ドル円－1時間足
左：ドル円－日足
