米・大統領選挙開票中のドルの動き(2016年11月9日)

2016年11月9日

・本日開催された米・大統領選挙の開票が朝方はトランプ氏が有利だったことで下落し、大票田のフロリダ州の状況が刻一刻変わっていく中でドル円は10時から急速な下げとなって11:20には101.98まで暴落しました。
午後になるとトランプ氏が優勢の状況になる中で更なる下げとなって14:00には101.18まで下落し、その後はリバって101.76で15時となり、10:00の高値105.44から14:00安値の101.18まで426pipsもの暴落となりました。
またユーロドルは強いドル売りで10:00の安値1.0988から14:00の高値1.1299まで311pipsもの暴騰となりました。

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間はジリ上げが続いて16:00の104.39から21:20には104.81まで上昇し、104.70-80で揉み合いとなり、00:00に104.56まで下げる場面がありましたが、そこからは米10年債利回りやNY株の上昇を受けて02:20の104.19まで上昇が続きました。
その後は104.90-105.20での揉み合いとなり、105.11でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ下げとなり、8:40からは下げ足を速めて9:40には104.32まで下落しましたが、そこからは反転して10:00には105.44まで上昇しました。
しかしそこからは反転して10:20には104.86まで下落し、10:40からは急速な下げで11:20には101.98まで暴落しました。
そこから一旦リバって11:50には103.14まで上昇しましたが12:00から再び急速に下げて12:20には101.42まで下落しました。
その後は小リバを挟みながら下げが続いて14:00には101.18まで下落し、そこからはリバって101.76で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

ユーロドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は1.1030-70での上下となり、01:40から下げ出して03:40には1.1008まで下落し、その後は1.1010-30での小動きとなって1.1026でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.1010-20で小動きの後、9:00から上げ出して1.1050まで上昇した後は1.0990-1.1050で上下していました。
しかし11:00からドル売りの強い流れとなったことで急速に上げ出して11:30には1.1165まで暴騰し、その後も押しを入れながら上昇が続いて14:00には1.1299まで上昇しました。
その後は1.1260-95での揉み合いとなり、1.1274で15時となりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
 

左:ユロドル-日足

 

日本国債(チャートは15:00時点)
寄りから151.75近辺で小動きでしたが、10:45から急速に上げ出して13:45には152.00まで上昇し、その後は高値圏での小動きとなって151.96で15時となりました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

昨夜のNY株式市場
NY DOW  18,332.74(+73.14)
NASDAQ  5,193.49(+27.32)
・昨日のNY株は朝方は小幅安でしたが、米大統領選でのクリントン候補が勝利するとの観測の高まりで上昇に転じてからは堅調な展開が引けまで続き、ダウは$73高・ナスは+0.53%で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足