2016年11月3日
・本日早朝(11/3)のFOMCでは事前予想通り政策金利は据え置きで、声明では利上げが近づいていることを示唆した。
為替・株・債権共に大きな反応はありませんでしたが、NY株は来週に近づいた大統領選への懸念で軟調となり、ドル円は思惑的な円買いの流れとなって何度か103円割れをトライしていました。
★FOMC声明の全文を、FOMC声明全文(2016年11月3日)の記事に載せています。
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ドル円(チャートは11/3の8:00時点)
・昨日のドル円は欧州時間はジリ下げとなって16:00の103.86から21:30には103.08まで下落し、その後は103.10-40での上下となって03:00のFOMCの時は103.29でした。
発表直後に103.29から103.02まで下げましたが、すぐに反転して03:25には103.45まで上昇し、103.30近辺で揉み合った後04:25には103.49まで上昇し、103.32でNYクローズとなりました。
ユーロドル(チャートは11/3の8:00時点)
・昨日の欧州時間は17:00に1.1074から1.1094まで急伸した後は上昇基調となって01:10には1.1123まで上昇し、そこからは押し戻されて03:00は1.1097でした。
発表直後に1.1083-1.1117で振った後はジリ下げとなって04:25には1.1084まで下落し、1.1096でNYクローズとなりました。
米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
10年債利回りは1.800%を挟んで推移し、FOMC発表直後に1.783%から1.774%まで低下しましたが、すぐに戻して1.801%でNYクローズとなりました。
左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
昨日のNY株式市場
NY DOW 17,959.64(-77.46)
NASDAQ 5,105.57(-48.01)
・ダウは大統領選への警戒感や原油価格が下落したことで朝方から小幅安水準での小動きが続いていました。
FOMCは予想通り政策金利の据え置きで声明では利上げが近づいていることを示唆したことで直後に下げる場面がありましたが下落は限定的で、$18,000を割り込み$77安で引け、ナスは終日下げ幅を拡大して0.93%の大きめな下落となりました。