ジャクソンホール後の豪ドルの動き(2016年8月27日)

2016年8月27日

・昨日(8/26)23時にジャクソンホールのイエレンFRB議長講演内容が伝わると、初動はドル売り反応となり、利上げと金融緩和の両方についての内容が伝わったことで揉み合いとなりました。
しかしその後フィッシャーFRB副議長の「イエレンFRB議長の発言は9月利上げの可能性と整合」との報道で再びドル買いの流れがNYクローズまで続きました。
・豪ドル・ドルは23:00にドル買いで下落し、その後反転して上昇しましたが、フィッシャーFRB副議長発言で再びドル買いの流れになったことで下落が続き、23:15の0.7690から04:00の0.7550まで140pipsの大幅下落となりました。
・豪ドル・円は豪ドル・ドルの下落とドル円の上昇に挟まれてほぼ横ばいとなりました。
・豪ドル・NZドルはほとんど影響は受けませんでした。

 

★ジャクソンホール後のドルの動きとイエレンFRB議長の講演要旨は、ジャクソンホール後のドルの動き(2016年8月27日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

豪ドル-ドル(チャートは6:00時点)
・昨日の欧州時間序盤は0.7630-45での小動きが続き、21:30から一段上げて0.7660近辺での小動きとなって、23:00は0.7654でした。
23:00に0.7654から0.7606まで急落しましたが、すぐに反転して23:15には0.7690まで上昇しました。
しかしそこからはドル買いの流れが強まったため急速な下げとなって04:00の0.7550まで下げ続けました。
その後は0.7560近辺で小動きとなって0.7561でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは6:00時点)
・昨日の欧州時間序盤は76.70近辺での小動きが続き、21:30から小幅上げて76.85近辺での小動きとなり、23:00は76.78でした。
23:00に76.78から76.63まで下げましたがすぐに反転して77.00まで上昇し、76.90-77.00での揉み合いとなりました。
00:15から上げ出して00:50には77.19まで上昇しましたが、00:50から押し戻され、その後は豪ドル・ドルの下落とドル円の上昇の板挟みとなって77.00近辺での小動きが続いて、76.99でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは6:00時点)
・昨日の欧州時間序盤は1.0410-35での上下が続き、23:00は1.0424でした。
豪ドル・NZドルは大きな動きはなく、23:00に1.0406-28の小幅に動いた後は1.0420近辺での小動きとなりました。
その後は01:50に1.0445まで上昇し、02:50にも1.0462まで上昇した後は1.0440-60での小動きとなって、1.0446でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは6:00時点)
・昨日の欧州時間序盤は100.40-50での小動きが続き、21:00から小幅下げて100.20-35での小動きとなって、23:00は100.28でした。
ジャクソンホールでのイエレン議長講演開始直後の23:00に100.28から100.88まで急伸しましたがすぐに押し戻されて23:15には100.05まで下落して100.10-40で揉み合いとなりました。
しかし23:45からドル買いの流れが強まり、更にフィッシャーFRB副議長の「イエレンFRB議長の発言は9月利上げの可能性と整合」との報道で早いペースでの上昇となって03:45には101.94まで大幅上昇しました。
その後は101.80近辺で小動きとなって、101.81でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足