オーストラリア雇用統計発表後の豪ドルの動き(2016年5月19日)

2016年5月19日

本日10:30に発表された4月の豪・雇用統計は新規雇用者数は悪化、失業率は改善の結果となり、直後に売られた後すぐに戻し、その後はジリジリと売られる展開が続いて15時となりました。
また早朝3時のFOMC議事要旨で17人の委員の大半が47-6月期の成長加速や物価上昇などが確認できれば、6月14、15日の次回会合での利上げが「適切」と述べていたことが分かったためドル買いの流れがNYクローズまで続きました。

結果
10:30 豪・4月新規雇用者数 予想:+1.20万人 結果:+1.08万人 (前回:+2.61万人 修正値:+2.57万人)
10:30 豪・4月失業率 予想:5.8% 結果:5.7% (前回:5.7%)

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間序盤はジリ上げとなって20:00には0.7290まで上昇しましたが、そこからは押し戻されて22:30には0.7250まで下落しました。
その後再び上げ出して02:40には0.7297まで上昇し、03:00のFOMC議事要旨のときは0.7290でした。
発表で6月利上げ観測からドル買いの流れになったことで0.7290から0.7241まで急落し、更に下げて04:40には0.7220まで下落して0.7227でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ上げとなって7:50には0.7241まで上昇しましたが、そこからは押し戻されて0.7220近辺での小動きとなって、10:30の雇用統計の時は0.7223でした。
発表で0.7223から0.7208まで下げた後すぐに戻しましたが、そこからは下落基調となってジリ下げが続いて14:50には0.7191まで下落し、0.7191で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は79.50-75で上下し、21:40に79.38まで下げた後は反転して上昇基調となって02:20の80.03まで上げ続け、03:00のFOMC議事要旨の時は79.91でした。
発表で79.91から79.59まで急落し、その後も下げが続いて03:30には79.35まで下落し、そこからはリバって79.65でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとジリ上げとなって7:40に79.74まで上げましたが、そこからは押し戻されて9:40には79.45まで下落し、10:30は79.53でした。
発表で79.53から79.36まで上げましたがすぐに戻して10:40には79.70まで上昇しました。
しかし10:40からのドル円の下げに引っ張られて11:00には79.37まで下落し、その後もジリ下げが続いて13:20には79.21まで下落して、79.35で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は1.0710-50での動きが続き、FOMC議事要旨の影響もなく、1.0721でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.0710-20での小動きでしたが、8:30に急落して1.0674まで下落し、そこからはジリジリと戻して10:30は1.0692でした。
発表で1.0692から1.0672まで下げましたがすぐに戻して1.0685-1.0715での小動きが続いて、1.0689で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間序盤は109.30-60で上下し、22:50から上げて23:00には109.83まで上昇した後は109.50-80での動きとなりました。
03:00のFOMC議事要旨でドル買いの流れとなったことで109.55から109.95まで急伸し、その後も上げが続いて04:30には110.25まで上昇し、110.19でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると110.10-25での小動きが続いていましたが、11:00から下げ出して11:10には109.93まで下落し、その後は110.00を挟んだ小動きが続いていましたが、13:50から上げ出して14:50には110.33まで上昇して、110.34で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

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