豪・RBA政策金利と建設許可発表後の豪ドルの動き(2016年5月3日)

2016年5月3日

 本日の10:30に3月住宅建設許可件数が発表されて予想を上回る結果でしたが大きな動きはなく、10:45の中国・4月財新・製造業PMIが予想を下回る結果で発表直後は下げましたがすぐに切り返してからはジリ上げとなりました。
しかし13:30にRBA政策金利の発表があり結果は0.25%引き下げの1.75%だったため、豪ドルは急落して戻りの鈍いまま15時となり、スティーブンス豪・中銀総裁は「低インフレが続いており、最近の指標も予想外に低かった」と指摘しました。
またドル円もRBA政策金利発表をきっかけに13:30に急落して106円台を割り込んで15時前には105.84まで下落しました。

結果
10:30 豪・3月住宅建設許可件数 [前月比] 予想:-2.0% 結果:+3.7% (前回:+3.1%)
10:45 中国・4月財新/製造業PMI 予想:49.8結果:49.4 (前回:49.7)
12:30 RBAキャッシュターゲット 予想:2.00% 結果:1.75% (前回:2.00%)

 

★スティーブンスRBA総裁の声明は、オーストラリア中央銀行声明全文(2016年5月3日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間はジリ上げが続いて21:10には0.7652まで上昇しましたが、そこからは反転して23:20には0.7608まで下落しました。
しかしその後は再び上げ出して05:40の0.7670まで上昇が続いて、0.7667でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると0.7660-70で小動きの後9:20に小幅上げて0.7670-80での小動きとなり、10:30の住宅建設許可件数では大きな動きはなく、10:45の中国・財新・製造業PMIの後はジリ上げとなって11:20には0.7705まで上昇しました。
そこからは0.7700近辺での小動きが続いて13:30の政策金利発表の時は0.7694でした。
発表で予想外の0.25%引き下げとなる2.00%から1.75%という結果だったため0.7694から0.7569まで125Pips急落し、さらに下げて14:05には0.7554まで下落しました。
その後は0.7560-70での揉み合いとなって、0.7571で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:左:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足 右:豪ドル・ドル-週足
 

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は81.00近辺で小動きの後18:40からジリ上げとなって21:10には81.53まで上昇しましたが、そこからは反転して23:50には81.18まで下落しました。
その後は再び上げ出して05:40には81.63まで上昇し、81.57でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると81.50-65で小動きの後9:00からドル円が急落したため豪ドル・円も急落して9:20には81.33まで下落しました。
そこからは81.40-50での小動きの後、10:45からはジリ上げとなって11:20には81.81まで上昇し、81.70-80での小動きとなって、13:30は81.74でした。
発表で81.74から80.39まで135pips急落し、更に下げが続いて13:50には80.01まで下落しました。
その後は80.00-80.20での揉み合いとなって、80.17で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:左:豪ドル・円-1時間足
 

 左:豪ドル・円-日足 右:豪ドル・円-週足
 

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は17:10に1.0851まで下げた後はジリ上げとなって21:40には1.0901まで上昇しました。
そこからは反転して22:50に1.0961まで下落しましたが、再び上げ出して04:50には1.0922まで上昇し、1.0912でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.0910近辺で小動きの後7:30から下げ出して8:35には1.0881まで下落し、そこからは1.0880-1.0900での上下となりました。
10:45からは上げ出して11:20には1.0926まで上昇し、1.0910-25での小動きが続いて13:30は1.0935でした。 発表で1.0935から1.0785まで150pips急落し、そこからは戻して1.0820-40での小動きとなって、1.0830で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:左:豪ドル・NZドル-1時間足
 

 左:豪ドル・NZドル-日足 右:豪ドル・NZドル-週足
 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は16:00に106.48から106.74まで急伸しましたがすぐに押し戻されて16:30には106.32まで下落し、その後は106.40近辺で小動きになりました。
19:00から上げ出して22:00には106.70まで上昇し、23:00の4月ISM製造業景況指数が予想よりも悪化しましたが23:10には106.82まで上昇しました。
しかしその後は再び押し戻されて02:10には106.36まで下落し、106.35-55での小動きとなって106.39でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると106.40近辺で小動きでしたが、9:00から急落して9:20には106.03まで下落しました。
そこからは戻して10:40には106.31まで上昇した後は106.10-25での小動きとなりました。
しかし13:30のRBA金融政策の発表で予想外の0.25%引き下げとなる2.00%から1.75%という結果だったためドル円は急落して106円台を割り込み13:35には105.90まで下落し、さらに下げて14:50には105.84まで下落しました。
その後は105.90近辺での揉み合いとなって、105.88で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足 右:ドル円-週足
 

 

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