米雇用統計発表後のドルの動き(2016年1月9日)

2016年1月9日

・昨夜に発表された12月雇用統計は12月非農業部門雇用者数が予想を大きく上回る結果だったため発表直後はドルが買われましたが、買いは続かずしばらくすると反転して逆に売られる展開となり、ドル円は雇用統計発表直後の高値118.44からNYクローズの117.43まで約1円下落し、ユーロドルは引けまで上昇が続きました。

結果
22:30 12月非農業部門雇用者数 予想:+20.0万人 結果:+29.2万人 (前回:+21.1万人 修正値:+25.2万人)
22:30 12月失業率 予想:5.0% 結果:5.0% (前回:5.0%)

 

★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2016年1月9日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

ドル円(チャートは7:00時点)
 昨日の欧州時間は118.20-55での上下が続いて22:30の雇用統計の時は118.32でした。 発表直後に118.32から118.76まで44pips急伸しましたがすぐに反転して下落となり、23:05には117.92まで下落しました。
そこからは117.95-118.25で揉み合いが続いた後、00:00から再び下げ出して01:35の117.43まで下げ続けました。
その後は一旦リバって02:20には117.94まで上げましたが、再度ジリ下げとなって06:45には117.30まで下落し、117.43でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

ユーロドル(チャートは7:00時点)
 昨日の欧州時間は1.0860-80で上下して、22:30の雇用統計の時は1.0850でした。
発表で1.0850から1.0799まで急落しましたが、すぐに反転上昇となってからは堅調な上昇が続いて06:45には1.0925まで上昇して、1.0926でNYクローズとなりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
 

左:ユロドル-日足

 

米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
 雇用統計発表直後に利回りは急伸して2.225%まで上昇しましたがすぐに戻ってきました。
その後はNY株が下落基調になったことで安全資産の債権買いの流れとなってジリジリと利回りは低下して2.116%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
 

 

昨夜のNY株式市場
NY DOW  16,346.45(-167.65)
NASDAQ   4,643.63(-45.79)
 昨日発表された12月非農業部門雇用者数が予想を大きく上回る結果になり寄り後はプラス圏で堅調な動きでしたが、午後になると原油先物価格が低下したことや中国株や中東情勢の混乱を嫌気して売り物に押されて下げ幅を拡大して引けとなりました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

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