日銀政策金利発表後の東京時間のドル円の動き(2015年12月18日)

2015年12月18日

・本日の12:50に日銀金融政策決定会合の発表があり、発表直後に122.59から123.48まで89pips急伸しましたがは量的・質的金融緩和を補完するための措置を導入を嫌気されて、すぐに反転して13:25には121.95まで急落し、その後もジリ下げが続いて15時となりました。
またユーロドルは大きな反応はしませんでした。

結果
12:50 日銀金融政策決定会合 現状維持

日銀決定の骨子
・資金供給量を年80兆円増やす量的・質的金融緩和の維持と補完措置を決定
・長期国債買い入れの平均残存期間を2016年から7~12年程度に延長
・株価指数連動型の上場投資信託(ETF)買い入れ枠を年3000億円拡充
・上場不動産投資信託(J-REIT)の銘柄別買い入れ上限を10%に引き上げ
・民間金融機関の貸し出し増加を促す低利融資制度を拡充・延長
・金融機関から買い入れた株式を16年4月から売却開始。売却完了期限を26年3月末まで延長

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨日のドル円は欧州時間からジリジリとした上昇が続いて04:50の122.87まで上げ続けました。 しかし05:50から急落して122.54でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると122.40-60での小動きが続いて12:50の日銀決定会合発表の時は122.59でした。
発表で122.59から123.48まで89pips急伸しましたがすぐに反転して13:25には121.95まで急落しました。
その後はジリ下げが続いて121.89で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

ユーロドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は1.0830-80での上下が続いていましたが、01:00から下げ出して02:10には1.0802まで下落しました。 その後は1.0800-20での小動きとなって、1.0823でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.0830-1.0840の小動きが続き、12:50の日銀決定会合の時は1.0841でした。 発表で1.0822-46を上下した後は1.0840-50での小動きとなり、その後は小幅上げて1.0850近辺でこう着となって1.0851で15時となりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
 

左:ユロドル-日足

 

日本国債(チャートは15:00時点)
大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  17,495.84(-253.25)
NASDAQ  5,002.55(-68.58)
・昨日のNY株はアジア・欧州株は上昇していましたが原油価格の下落によってエネルギーセクターへの売り、利益確定売りで売られてダウ・ナス共に大きめの反落となりました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

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