中国人民元引下げと預金金利上限撤廃後の豪ドルの動き(2015年10月26日)

2015年10月26日

・先週金曜日の20時過ぎに中国人民銀行(中央銀行)が政策金利と預金の基準金利の0.25%引き下げたことや預金金利の上限撤廃で銀行金利の完全自由化したことで、豪ドルは直後は買われましたがその後は強いドル買いの流れとなったことで豪ドル・ドルは直後の高値から100pips近い下落となりました。

10月23日の中国人民銀行発表内容
・1年物貸出金利を0.25%引き下げ4.35%、1年物預金金利は0.25%引き下げ1.50%とする。
・銀行の預金準備率を0.50%引き下げ。
・預金金利上限を撤廃して、金利を自由化する。

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・先週金曜日の欧州時間は16:20に0.7288まで上げた後はジリ下げとなって20:00には0.7252まで下落しました。
20:15に中国人民銀行が預金基準金利0.25%引き下げを発表すると0.7258から0.7295まで37pips急伸しました。
しかしドル買いの流れとなったことで反転して下げ始めて22:20には0.7201まで下落しました。
その後は0.7205-30で小動きが続き、0.7217でNYクローズとなりました。
・東京時間7時は0.7207で始まり、堅調な上昇が続いて12:20の0.7263まで上げ続けました。 その後は0.7250-65での小動きとなって、0.7250で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-10分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・先週金曜日の欧州時間は87.40-70で上下していましたが、20:15に中国人民銀行の発表で87.40から87.94まで54pips急伸し、20:20には88.10まで上昇しました。
しかしそこからは豪ドル・ドルの下落に引っ張られて下げ始めて22:30には87.08まで下落しました。
その後は小幅に戻して87.67でNYクローズとなりました。
・東京時間7時は87.54で始まり、しばらく87.50-70での小動きでしたが、10:30から上げ出して12:20には87.98まで上昇しました。 その後は小幅押し戻されて87.80で15時となりました。

左:豪ドル・円-10分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・先週金曜日の欧州時間は上昇が続き20:20には1.0711まで上昇し、その後は1.0670-95で上下して、1.0685でNYクローズとなりました。
・東京時間7時は1.0675で始まり、ジリ上げとなって10:45には1.0709まで上昇しましたが、その後は上下しながら下げて、1.0683で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-10分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・ドル円は欧州時間序盤は120.20-55で上下していましたが、20:15に中国人民銀行の利下げと預金準備率引き下げが伝わると、120.64まで急伸し、その後もNY株が堅調な動きだったことや米10年債利回りが大幅に上昇したことで上昇基調が続いて02:50には121.46まで上昇が続き、そこからは121.40近辺でこう着となって121.46でNYクローズとなりました。
・東京時間7時は121.44で始まり、121.40近辺でこう着の後8:40から下げ出して9:25には121.08まで下落しました。
その後は121.00-20で小動きとなって、121.09で15時となりました。

左:ドル円-10分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

米国10年債権利回り(チャートは12:30時点)
・20:15の中国利下げ発表で債券は売られて利回りはは2.099%まで上昇し、その後は高値圏で小動きとなって2.087%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
 

 

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