米雇用統計発表後の豪ドルの動き(2015年10月3日)

2015年10月3日

・昨夜に発表された雇用統計は非農業部門雇用者数が市場予想を大幅に下回り、また7月分も下方修正されたことで発表直後にドルが急落しましたが、年内の利上げ観測後退を好感してNY株が堅調に上昇したことで円売りとドルの買い戻しの流れとなりました。
・豪ドル・ドルはドル売りで発表直後は急伸しましたが、すぐに反転して上昇分以上の下げとなりました。
しかし再び上昇し始めてNYクローズでは雇用統計直後の高値近辺まで戻りました。
・豪ドル・円はドル円に引っ張られる動きとなって発表直後は急落しましたが、ドル円の戻りに連動して上昇して雇用統計直後の高値付近でNYクローズとなりました。
・豪ドル・NZドルは発表直後に急落してから戻りは鈍いままNYクローズとなりました。
しかし再び上昇し始めてNYクローズでは雇用統計直後の高値近辺まで戻りました。

★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2015年10月2日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

★雇用統計直後のドルの動きは、米雇用統計発表後のドルの動き(2015年10月3日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

豪ドル-ドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は16:00に0.7050まで上昇した後は押し戻されて、21:30の雇用統計発表の時は0.7019でした。
発表直後に0.7019から0.7061まで52pips急伸しましたが、10分後の21:40からは急落して0.7001まで下落しました。
しかし22:40から再び上げ出して05:40には0.7055まで上昇して雇用統計発表直後の高値近辺まで戻し、0.7051でNYクローズとなりました

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間は84.40-65で上下して、21:30は84.49でした。
発表直後からドル円の下落に引っ張られて84.49から83.89まで60pips急落し、更に下げて22:30には83.25まで下落しました。
しかし23:30から再び上げ出して04:30には84.67まで上昇して雇用統計発表直後の高値を超えて、84.55でNYクローズとなりました

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:30時点)
・昨日の欧州時間はジリ下げとなって18:30には1.0955まで下落し、21:30は1.0956でした。 発表直後に1.0956から1.0905まで51pips急落し、そこからは1.0910-50での上下が続いて、1.0937でNYクローズとなりました

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは6:00時点)
 昨日の欧州時間はゆっくりとしたジリ上げが続いて21:25には120.40まで上昇し、21:30の雇用統計発表の時は120.26でした。
発表で非農業部門雇用者数が予想を大幅に下回ったことで120.26から119.34まで98pips急落し、その後も下げが続いて23:05には118.68まで下落しました。 しかしNY株が利上げ後退を好感して上昇基調になったため円売りの流れとなってドル円は早いピッチで戻し、04:35には120.12まで上昇し、119.88でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

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