FOMC直後のドルの動き(2015年6月18日)

2015年6月18日

・本日早朝(6/18)のFOMC声明とイエレンFRB議長会見で「利上げの条件はまだ満たされていない」「FOMCは今年のインフレはかなり低いと予想」「進展を示す更なる決定的な証拠を待っている」など早期利上げに対して慎重な姿勢だったことでドル売りの流れとなり、ドル円は100pipsを超える大幅下落となりました。
・本日の東京時間も円高圧力が強くジリ下げが続いて14時過ぎには122円台に突入し、そのまま122円台で15時となりました。

★早朝のFOMC声明骨子は、FOMC声明骨子(2015年6月18日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

ドル円(チャートは15:00時点)
・昨日は欧州時間から上昇が続き23:50には124.30まで上昇し、3:00のFOMCの時は124.15でした。
発表で124.15から123.71まで急落し、イエレンFRB議長会見で「利上げの条件はまだ満たされていない」「FOMCは今年のインフレはかなり低いと予想」「進展を示す更なる決定的な証拠を待っている」などと早期利上げに対して慎重な姿勢だったことで更にドル売りが加速して、04:15には123.21まで大幅下落し、123.42でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると123.40-50でこう着し、8:30に123.60まで上げた後はジリ下げが続いて12:00には123.06まで下落しました。
その後もジリ下げが続いて14:10に123円台を割り込み14:30には122.85まで下落し、122.98で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

ユーロドル(チャートは15:00時点)
・昨日の欧州時間は1.1250-90で上下し、23:40に1.1224まで下落する場面がありましたが、戻して3:00のFOMCの時は1.1256でした。
発表で1.1256から1.1297まで41pips急伸し、そこから更に上げて04:15には1.1357まで大幅上昇し、1.1333でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.1330-40でこう着し、8:15からジリ上げとなって9:50には1.1371まで上昇しました。
その後は1.1350-70での小動きが続いて1.1353で15時となりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
 

左:ユロドル-日足

 

日本国債(チャートは15:00時点)
寄りからジリ上げとなって12:20には147.09まで上昇し、そこからは高値圏で小動きとなりました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
昨日の22時前から利回りは上げ出して2:15には2.387%まで上昇しました。
FOMC声明発表前の2:45から急落して3:45には2.308%まで下落し、2.320%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  17,935.74(+31.26)
NASDAQ   5,064.88(+9.33)
昨日のNY株は朝方は小幅高だったものの、徐々に売られて小幅マイナスでFOMCを迎え、利上げペースは緩やかにとどまるとの見通しが示されたことで上昇しましたが、買いは伸びずダウ、ナス共に小幅高で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

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