参院財政金融委での黒田総裁発言の時のドル円の動き(2015年6月16日)

2015年6月16日

本日10時から参議院財政金融委員会での黒田総裁発言でドル円が急速に円安に進みましたが、すぐに戻ってきました。
前回(6/10)の衆議院財政金融委員会で「実質実効為替レートがさらに円安に振れるとは普通に考えればありそうにない」との発言で200pips近く円高が進んだこともあって注目されていましたが、今回は「前回の国会の為替発言は先行きの評価・予測を話したわけではない」「前回の国会の為替発言はあくまで名目為替レートの水準や先行きの評価を申し上げたわけではない」などの発言直後に円安が進みましたが、のびはなく押し戻されて

★参議院財政金融委員会の黒田総裁発言は、日銀黒田総裁会見参議院財政金融委員会骨子(2015年6月16日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

ドル円(チャートは15:00時点)
・昨日は123.30-65での小動きが欧州・NYタイムで続いて、123.37でNYクローズとなりました。
・東京時間はに入ると123.40近辺での小動きが続いていましたが、10:00から下げ出して10:30には123.31まで小幅下落しましたが、10:40に黒田総裁が参議院財政金融委員会で「前回の国会の為替発言は先行きの評価・予測を話したわけではない」「前回の国会の為替発言はあくまで名目為替レートの水準や先行きの評価を申し上げたわけではない」との発言が伝わると123.36から123.78まで42pips急伸しました。
しかしそこからは押し戻されて10:55には123.52まで下落し、123.55近辺で小動きとなりました。
その後123.50-65での小動きが続いて123.58で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

日本国債(チャートは15:00時点)
寄りからジリ上げとなり、後場は本日の高値圏で小動きとなりました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  17,791.17(-107.67)
NASDAQ   5,029.97(-21.13)
・昨日のNY株はギリシャと欧州連合との交渉が決裂してデフォルトに陥る可能性が高まったことで欧州株が全面安になったことや6月NY連銀製造業景況指数、5月鉱工業生産指数が予想を下回ったことで朝方から売られ、引けにかけては下げ幅を縮めましたが、ダウ・ナス共に下落となりました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA