昨夜の強いドル売りの動き（2015年3月21日）

2015年3月21日

昨夜の欧州時間からNYタイムにかけて急速にドル売りが進行しました。
3/19のFOMCで「忍耐強く」の文言が削除され、イエレンFRB議長会見で「ドルの上昇は低インフレの長期化を意味する」との発言でドル売りが加速しストップロスを巻き込んでドル売りが加速しましたが、その後は急速にドルが買われていました。
しかし、昨日になって米国やECBの要人発言をきっかけとしたわけでもなく全通貨に対してドルが激しく売り込まれました。

★FOMC直後の動きは、FOMC直後のドルの動き（2015年3月19日）の記事に詳しく書いています。
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私見
FOMC後の急落（急騰）で付けた髭を見に行くのかどうかで思惑的な売買が交錯して、しばらくドルのボラティリティは大きくなって乱高下が予想されるので、十分に警戒しながらのトレードを心掛けたいところです。
また、ドル円については日経株価が2万円目前まで急伸が続いており、来週は配当確定日があることや3末に向けて支えがつづくのか、それともどこかで梯子を外す形になるのかには要注意しておきたいところです。

ドル円（チャートは6:00時点）
昨日の東京時間は120.60-85での小動きが続き、欧州時間に入ると日経ナイトが急伸したこともあり17：00から上げ出して19：00には121.19まで上昇しました。
しかしそこからはジリ下げとなり、22：10からはドル売り圧力の強さから下げ足を速めて02：50には119.90まで下落が続きました。
その後119.90-120.15を上下して120.11でNYクローズとなりました。
19：00の高値121.19から02：50の安値119.90まで129pipsの大幅下落となりました。

左：ドル円－5分足　右：ドル円－1時間足
　

左：ドル円－日足

ユーロドル（チャートは6:00時点）
昨日の東京時間は1.0650-90で上下し、欧州時間に入っても同様のレンジで動きていましたが、20：30に1.0700を突破すると動意付いて上げ足の早い上昇で23：00には1.0820まで120pips上昇しました。
その後、押し戻されて00：30には1.0753まで下落しましたが、そこからは再び反転上昇となり02：20の1.0878まで急速に上昇していきました。
その後押し戻されて04：10には1.0792まで下落し、1.0826でNYクローズとなりました。
19：00の1.0700から02：20の高値1.0878まで178pipsの大幅上昇となりました。

左：ユロドル－5分足　右：ユロドル－1時間足
　

左：ユロドル－日足

ポンドドル（チャートは6:00時点）
昨日の東京時間は1.4740-80で上下し、欧州時間に入ると小幅下げて1.4720-60で上下していましたが、20：40の1.4755から動意付いて上げ足の早い上昇で23：00には1.4909まで154pips上昇しました。
その後、小幅押し戻されて00：00には1.4859まで下落しましたが、00：40から再び上げ出して02：20の1.4988まで急速に上昇していきました。
その後押し戻されて04：20には1.4926まで下落し、1.4953でNYクローズとなりました。
20：40の1.4755から02：20の高値1.4988まで233pipsの大幅上昇となりました。

左：ポンドル－5分足　右：ポンドル－1時間足
　

左：ポンドル－日足

豪ドルドル（チャートは6:00時点）
昨日の東京時間はジリジリと上昇して15：10には0.7694まで上昇した後は0.7660-95で上下していましたが、22：10の0.7689から動意付いて02：50の0.7801まで79pips上げ続けました。
その後押し戻されて04：20には0.7768まで下落し、0.7772でNYクローズとなりました。

左：豪ドルドル－5分足　右：豪ドルドル－1時間足
　