FOMC直後のドルの動き(2015年3月19日)

2015年3月19日

本日早朝(3/19)のFOMC声明で注目されていた「忍耐強く」の文言は削除されましたが、イエレンFRB議長会見で「ドルの上昇は低インフレの長期化を意味する」との発言でドル売りが加速し、5時からはストップロスを誘発して大急落となりました。
東京時間はドル売りの買い戻しや日経の戻りもあってドルが買われて、NYタイムでの下げ幅を縮小しました。

ここまで各通貨に対してドル買い一辺倒だったので、東京時間後からのドルの動きを思い込みを捨てて見極めていきたいところです。

ドル円(チャートは15:00時点)
・昨日は「忍耐強く」の文言は削除されましたが、「ドルの上昇は低インフレの長期化を意味する」とのイエレンFRB議長の発言でドルが売られ、ストップロスを誘発して大幅下落となりました。
欧州時間は121.20近辺で上下していましたが、23:50から下げ出して03:00のFOMC声明発表の時は120.89でした。
発表で120.89から120.45まで44pips急落し、すぐの戻った後再び下げ出して、5:00には120.69から119.28まで141pips急落しました。
そこからは戻して120.20でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると120.20近辺でこう着していましたが、8:50から下げ出して9:40には119.67まで下落しました。
そこからは逆にジリ上げが続いて14:20の120.62まで上昇し、120.51で15時となりました。

左:ドル円-10分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

ユーロドル(チャートは15:00時点)
・昨日の欧州時間は1.0600近辺での小動きでしたが、00:10からジリ上げとなって、03:00は1.0652でした。
発表で1.0652から1.0730まで78pips急伸した後も上昇が続き04:55には1.0824まで上昇し、05:00にはストップを巻き込んで1.1037までの大急騰トンなりました。
そこからは押し戻されて05:15には1.0891まで下落し、その後もジリジリと下落して1.0867でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.0830近辺でこう着していましたが、8:50からジリ上げとなり9:25には1.0918まで上昇しました。
しかしそこからは逆にジリ下げとなって13:45には1.0756まで下落し、1.0771で15時となりました。

左:ユロドル-10分足 右:ユロドル-1時間足
 

左:ユロドル-日足

 

日本国債(チャートは15:00時点)
昨日終値147.60よりも0.29高い147.89で寄り付いた後は、小動きとなりました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
昨日FOMC声明発表までは2.010-050で小動きでしたが、02:00過ぎから小幅上げて発表の03:00は2.056%でした。
発表で1.982%まで急落しそこから更に下げて04:00には1.906%まで低下し、1.918%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  18,076.19(+227.11)
NASDAQ   4,982.83(+45.39)
昨日のNY株はFOMC声明で「忍耐強く」の文言は削除されましたが、早期利上げ観測が後退したことで急上昇して大幅高となりました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

FOMC直後のドルの動き(2015年3月19日)” への2件のフィードバック

    1. コメントありがとうございます。
      今回のFOMCでますます利上げ時期を巡って相場が激しくなりそうですね。
      お互いに頑張りましょう。

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