2015年3月2日

一昨日（2/28）に中国人民銀行が銀行の貸出と預金の基準金利の引き下げを発表しました。
3/5（木）から開催される全国人民代表大会（全人代）前の発表でした。

発表が日曜日だったため、月曜日の窓明けが予想されましたが、豪ドル・ドルは小幅下窓、豪ドル・円はほぼ窓明け無し、豪ドル・NZドルはほぼ窓明け無し、ドル円は小幅上窓で始まりました。
しかし8時過ぎからドル買いの動きとなって13時半まで下げ続け、その後は小幅戻して15時となり、これから始まる欧州・NYがありますが東京時間は前回（2014/11/21）の時とは逆の動きとなりました。

一昨日（2/28）の利下げの発表内容
・1年物貸出金利を25ｂｐ引き下げて5.35％
・1年物預金金利を25ｂｐ引き下げて2.50％
・2015年3月1日から実施

前回の利下げは2014年11月21日の19：30でした。
その時の内容は以下です。
・1年物貸出金利は40bp引き下げて5.60%
・1年物預金金利は25bp引き下げて2.75%
・2014年11月22日から実施

また3/1（日）と本日3/2(月)には中国指標が発表されました。
結果
3/1 10:00　中国・2月製造業PMI　予想：49.7　結果：49.9　（前回：49.8）
3/1 10:00　中国・2月非製造業PMI　予想：－　結果：53.9　（前回：53.7）
3/2 10:45　中国2月HSBC/ﾏｰｸｲｯﾄ製造業PMI・確報　予想：50.1　結果：50.7　（前回：50.1）

★前回の中国利下げの動きは、中国利下げ発表後の豪ドルの動き（2014年11月22日）の記事に詳しく書いています。
（下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。）

豪ドル－ドル（チャートは15：30時点）
・先週金曜日は0.7800-35での上下を繰り返して0.7810でNYクローズとなりました。
・東京時間７時は6pips下窓の0.7804で始まり、0.7800近辺で揉んでいましたが、8：15から下げ出して8：50には0.7780まで下落し、0.7780-95で上下して9：40には0.7777まで下落しました。
10：50には0.7794まで戻りましたが、そこからはジリ下げとなって12：55には0.7760まで下落し、0.7760-75で上下して0.7775で15時となりました。

左：豪ドル・ドル－5分足　右：豪ドル・ドル－1時間足
　

左：豪ドル・ドル－日足

豪ドル－円（チャートは15：30時点）
・先週金曜日の15：20から上げ出して93.40近辺で小動きとなりましたが、22：30からは小幅下げて23：50には93.06まで下落しました。
しかしそこからはドル円が動意付いて上げ出したことで豪ドル・円も反転上昇となって01：00には93.64まで上昇し、93.40-60で上下して93.41でNYクローズとなりました。
・東京時間７時はほぼ変わらない93.44で始まりましたが、8：15から豪ドル・ドルの下げに引っ張られて8：40には93.22まで下落しました。
しかし9：00からはドル円の上昇に引っ張られて上げ出して9：05には93.48まで上昇しました。
その後は豪ドル・ドルの下げに引っ張られてジリ下げとなり12：55には93.02まで下落しました。
そこからは93.05-20で小動きとなって93.16で15時となりました。

左：豪ドル・円－5分足　右：豪ドル・円－1時間足
　

左：豪ドル・円－日足

豪ドル－NZドル（チャートは15：30時点）
・先週金曜日の欧州時間は1.0335-55で上下していましたが、22：00からは小幅にジリ下げとなり1.0319でNYクローズとなりました。
・東京時間７時はほぼ変わらない1.0322で始まり、1.0310-30で小動きが続いて1.0318で15時となりました。

左：豪ドル・NZドル－5分足　右：豪ドル・NZドル－1時間足
　

左：豪ドル・NZドル－日足

ドル円（チャートは15：30時点）
・先週金曜日の欧州時間は119.10-45で上下していましたが、00：55から動意付いて02：05の119.79まで上昇が続き、その後は小幅押し戻されて119.55でNYクローズとなりました。
・東京時間7時は15pips上窓の119.70で始まり、8：15からジリ上げとなって9：20には119.95まで上昇しました。
そこからは押し戻されて10：20には119.78まで下げた後は119.85近辺でこう着となりました。
その後、14：30から小幅下げて14：40には119.75まで下落し、119.80で15時となりました。

左：ドル円－5分足　右：ドル円－1時間足
　

左：ドル円－日足