米雇用統計発表後のドルの動き(2014年12月6日)

2014年12月6日

昨日(12/5)22:30に発表された米雇用統計が雇用者数は大幅増、平均時給が前月から増加して予想を超える好結果だったことや仕掛け的な買いが継続したことで、ドル円は15時の120.00から高値である23:50の121.68まで168pipsもの大幅上昇となりました。

来週月曜日(12/8)の8:50には貿易収支、経常収支、7-9GDP二次速報が発表されますので、月曜日早朝には薄商いを狙った仕掛けが入る可能性があるので要注意です。
また、直近数日のドル円の上げ幅が大きく、ピッチも早いので、政府要人からの口先介入などによる乱高下には十分に警戒しておきたいところです。

 

結果
21:30 7月非農業部門雇用者数 予想:+23.0万人 結果:+32.1万人 (前回:+21.4万人 修正値:+23.6万人)
21:30 6月失業率 予想:5.8% 結果:5.8% (前回:5.8%)

 

★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2014年12月5日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

ドル円(チャートは7:00時点)
昨日は雇用統計への期待で欧州時間からジリ上げが続き、15時の120.00から20:50には120.68まで上昇し、雇用統計発表の22:30は120.41でした。
発表で120.41から121.37まで96pips急伸して、120.97まで押した後再び上げ出して23:50には121.68まで上昇しました。
その後は121.30-55で上下して121.44でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

左:ドル円-日足

 

ユーロドル(チャートは6:00時点)
昨日の欧州時間は16:40に1.2383を付けた後はジリ下げとなり21:20には1.2345まで下落し、雇用統計発表前には戻してきて、22:30は1.2355でした。
発表で1.2355から1.2278まで77pips急落し、23:50には1.2270まで下落した後は1.2280-1.2310で上下して1.2285でNYクローズとなりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
 

 

左:ユロドル-日足

 

米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
雇用統計発表で2.324%まで利回りが上昇しましたがすぐに反落となりました。
しかジリ上げとなって2:45には2.328%まで上昇してからは小幅押し戻されて2.307%で7時となりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
 

 

昨夜のNY株式市場
NY DOW  17,958.79(+58.69)
NASDAQ   4,780.75(+11.32)
昨日のNY株は雇用統計で雇用者数が大幅増だったことや平均時給が前月から増加したことを好感して終日堅調な展開となり、ダウ、ナス共に上昇してダウは過去最高値を更新しました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

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