日本GDP発表後のドル円の動き(2014年11月17日)

2014年11月17日

本日8:50に発表された日本GDPで、ドル円は直後に直近高値を更新して117.04まで上昇しましたが、すぐに反転下落となり、 11:30には115.44まで下落し、本日高値117.04からは160pipsもの大幅下落となりました。
また、日経株価も急落して一時は17,000円を割れました。

解散総選挙、消費税引き上げ延期が既に報じられている中でのGDPが予想よりも大幅悪化の結果だったことや、10/31の追加緩和からの急激な上昇の反動もあって大幅下落となりましたが、日銀追加緩和をしているドル円の下落がどこまで続くのか、どこで反転するのか見極めていきたいところです。

結果
08:50 日本・第3四半期GDP・一次速報 [前期比] 予想:+0.5% 結果:-0.4% (前回:-1.8% 修正値:-1.9%)
08:50 日本・第3四半期GDP・一次速報 [前期比年率] 予想:+2.2% 結果:-1.6% (前回:-7.1% -7.3%)

ドル円(チャートは15:00時点)
・先週金曜日の東京時間からの上昇基調が欧州時間も続き、22:30の米・小売売上高が予想よりも良かったことで116.82まで上昇しましたが、そこからは売り物に押されて下げとなり、2:10には116.05まで下落しました。
その後は116.10-40で上下して116.31でNYクローズとなりました。
・東京時間7時は18pips上窓を明けた116.49で始まり、すぐに上昇して116.60近辺で揉んでいました。
注目の8:50のGDP発表で117.04まで急伸しましたが、上髭を形成して9:00には116.36まで急落しました。
そこからは揉み合いながら下げていき、11:30には本日高値117.04から160pipsの大幅下落となる115.44までしました。
その後、115.93まで戻って115.75-90で上下していましたが、14:05から再び下げ出して14:45には115.45まで下落し、115.61で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

ユーロドル(チャートは15:00時点)
・先週金曜日の22:30に1.2398まで下落した後は急速な上げとなり2:10には1.2543まで上昇し、1.2520-45で上下して1.2521でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.2520-40で上下した後、8:50のGDP発表でドル円が下落してドル売りの動きとなり、11:35には1.2577まで上昇しました。
その後はジリ下げとなり、1.2545で15時となりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足

左:ユロドル-日足

 

日本国債(チャートは15:00時点)
日経が大きく下落したことで上昇しましたが、後場に入ると下落して安値圏で小動きとなり15時となりました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

日経先物
17400で寄り付き、17,430を直後に付けた後は急速な下げとなり11:20の16,990まで410円下落し続けました。
そこからは17,050-110で上下していましたが、14:00から再び下げ出して14:10には17,010まで下落し、14:35からは更に下げ足を速めて14:45には16,890まで急落し、そこからは戻して17,040(-410)▼2.35%で引けとなりました。
現物は16,973.80(-517.03)▼2.96%でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
 

 

昨夜のNY株式市場
NY DOW  17,634.74(-18.05)
NASDAQ   4,688.54(+8.40)
先週金曜日のNY株は米・小売売上高やミシガン大学消費者信頼感指数の結果が良かったにもかかわらず、終日小幅な動きが続いて、ダウは小幅安、ナスは小幅高で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

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