大荒れだった昨日のNYタイムのドル円の動き(2014年10月16日)

2014年10月16日

昨夜のNYタイムで株、為替、債権が大荒れの動きとなりました。
21:30の米国指標をきっかけに債券買い、ドル売りの流れになり、その流れが急速に加速していき、NY株式市場が開場直後にピークを迎え、ドル円は105.16、米国10年債権利回りは1.8622%まで急落しました。
その後、NY株式市場がダウで460ドルもの下落となりましたが、ドル円は先に反応したこともあって株の下落で更に下げる反応はしないで振れ幅大きく上下してNYクローズとなりました。

結果
21:30 米国・9月小売売上高 [前月比] 予想:-0.1% 結果:-0.3% (前回:+0.6%)
21:30 米国・9月小売売上高 [前月比:除自動車] 予想:+0.2% 結果:-0.2% (前回:+0.3%)
21:30 米国・10月ニューヨーク連銀製造業景気指数 予想:20.25 結果:6.17 (前回:27.54)
21:30 米国・9月生産者物価指数 [前月比] 予想:+0.1% 結果:-0.1% (前回:0.0%)
21:30 米国・9月生産者物価指数 [コア:前月比] 予想:+0.1% 結果:0.0% (前回:+0.1%)
21:30 米国・9月生産者物価指数 [前年比] 予想:+1.8% 結果:+1.6% (前回:+1.8%)
21:30 米国・9月生産者物価指数 [コア:前年比] 予想:+1.7% 結果:+1.6% (前回:+1.8%)

ドル円(チャートは7:45時点)
昨日の欧州時間は107.10-50で上下していましたが、20:00からジリ下げとなり21:30の米国指標が予想より悪化した結果だったことで急落、合わせて米国10年債利回りが2%を割り込み急速に低下したこともあり、21:30の106.88から22:40には105.16まで172pipsもの大急落となりました。
その後、106.40までリバりましたが、押し戻されて105.60-106.20の大きな振れ幅で上下して、105.93でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

ユーロドル(チャートは7:45時点)
昨日の欧州時間は1.2640近辺で小動きでしたが、20:30から上げ出して、21:30の米国指標発表の時は1.2672でした。
発表でドルが売られたことでユーロドルは1.2672から22:40には1.2887まで215pipsもの大急騰となりました。
その後は上下に振った後1.2780近辺で小動きとなりましたが、4:30から再び上げ始めて5:25には1.2843まで上昇し、1.2837でNYクローズとなりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
 

 

米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
昨日21:30の米国指標が悪化したことで債券が買われて、2%割れへの仕掛け的な動きも加わったことで債権買いが加速し、10年債利回りは1.8622%まで急落しました。
その後は戻して2.129%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
 

 

昨夜のNY株式市場
NY DOW  16,141.74(-173.45)
NASDAQ   4,215.32(-11.85)
・昨日のNY株は10月ニューヨーク連銀製造業景気指数や9月小売売上高、生産者物価指数が予想を下回ったことや米国内でのエボラ出血熱の二次感染が出たとの報道で、速いピッチで下げていきダウは一時460ドルもの大幅下落となりましたが、午後になると戻していき下げ幅を縮小して引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

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