FOMC直後のドルの動き(2014年9月18日)

2014年9月18日

昨夜のFOMCでドル買い、債券売り、株は小幅上昇となりました。
ドル円は発表直後に急伸し、一旦押しましたがイエレンFRB議長会見で再びドル買いが更に強まり、3時の発表時点からNYクローズまで77pipsの大幅上昇となりました。
また、ユーロドルは逆にドル買いで大幅下落となりました。

9月に入ってからのドル買いのペースが早く、FOMCで更に大きく買われたことで、ドル円は104.00から108.50まで450pipsも上昇していますので、一旦利食いが入るのか、それとも休みなく買い継続なのか迷いが出るところです。

本日からスコットランドの独立是非を問う住民投票が行われ、いろんな報道が錯綜する可能性がありますので警戒は怠れません。

 

★イエレン議長の会見は、イエレン米FRB議長会見要旨(2014年9月18日)の記事に載せています。 (下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

★FOMC声明全文は、FOMC声明全文(2014年9月18日)の記事に載せています。 (下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

ドル円(チャートは6:00時点)
昨夜の欧州時間は107.30近辺で小動きでしたが、23:50から上げ出して一段高い107.60近辺での小動きとなりFOMCを迎える3:00は107.51でした。
発表で107.51から108.14まで63pips急伸し、その後一旦押して3:30には107.63まで下落しましたが、イエレンFRB議長会見で再び上げ出して4:30には108.38まで上昇し、108.31でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

 

左:ドル円-日足

 

ユーロドル(チャートは6:00時点)
昨夜の欧州時間は1.2950-970で小動きとなり、00:20に1.2937まで下げる場面がありましたがすぐに戻して3:00は1.2958でした。
発表で1.2958から1.2894まで64pips急落し、その後一旦戻して3:30には1.2957まで上昇しましたが、イエレンFRB議長会見でドル買いが優勢になったことで再び下げ出して4:40には1.2850まで下落し、1.2863でNYクローズとなりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
 

 

左:ユロドル-日足

 

米国10年債権利回り(チャートは6:00時点)
FOMCでFRB高官が来年末の金利見通しを2015年末のフェデラルファンド(FF)金利誘導目標の予想中央値を1.375%とし、6月時点の予想値の1.125%から上方修正したことで、将来の利上げ期待が高まり、債券が売られ金利上昇となり、米国10年債権利回りは2.622%となりました。

左:米国10年債権利回り-5分足 右:米国10年債権利回り-日足
 

 

昨夜のNY株式市場
NY DOW  17,156.85(+24.88)
NASDAQ   4,562.19(+9.43)
ダウ、ナス共に小幅続伸しました。
FOMCで量的金融緩和を10月の次回会合で終了するとしましたが、量的緩和の終了後も事実上のゼロ金利については「相当の間」維持する方針とのことから株式市場は上昇し、ダウは一時史上最高値を更新しました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA