先週の豪ドルの動き(2014年9月13日)

2014年9月13日

先週はドル買い、豪ドル売りがはっきりと形になった週となりました。
一週間を通してドル買いが続いたことで、変動幅は大きいものになりました。
来週のFOMC前後には各通貨が逆行の動きになる可能性もありますし、FOMC後に加速する可能性もありますので、保有ポジションの大きさには十分注意しておきたいところです。
また、スコットランド独立是非を問う選挙が9/18に予定されており、ポンドの動きにも警戒しておきたいところです。

豪ドル-ドル(チャートは6:00時点)
週初(9/8)の9時の0.9373が先週の高値となり、金曜日(9/12)のNYクローズの0.9041まで332pipsを下げ続けました。
米金利利上げ早期化の思惑からドル買いの圧力が相当強かったのと、豪ドル売りが合わさって、豪ドルは週足で下髭のない大きな陰線を形成したことで、来週からも厳しい展開が予想されます。
来週は反転のきっかけになりそうなオーストラリアの主要指標がないため、9/17のFOMCでドルが売られる展開にならないと、反転上昇になるのは難しいのではないでしょうか。

左:豪ドル・ドル-1時間足 右:豪ドル・ドル-日足
 

左:豪ドル・ドル-週足

 

豪ドル-円(チャートは6:00時点)
先週は豪ドル・ドルが大きく下げましたが、ドル円が急ピッチな上昇をしたことで、豪ドル・円は相殺されはしたものの、一週間でみると9/8の98.43から9/12のNYクローズ97.07まで136pips下落しました。
月曜日(9/8)は上下に動きていましたが、火曜日(9/9)の21時からの急落で下げ基調が強まりました。
豪・雇用統計が好結果だったことで、9/11に98.33まで戻りはしたものの、その日は行って来いとなり、そこからは豪ドル売りに押されて週末まで下げが続きました。

左:豪ドル・円-1時間足 右:豪ドル・円-日足
 

左:豪ドル・円-週足

 

豪ドル-NZドル(チャートは6:00時点)
週初(9/8)7時オープンの1.1265が先週の高値となり、金曜日(9/12)のNYクローズは先週の安値に近い1.1093となり、172pipsの下落となりました。
豪ドルと並行してNZドルも下落しましたが、NZドルの下げが緩やかだったため、豪ドル・NZドルは先々週の上昇を帳消しにする形となりました。

左:豪ドル・NZドル-1時間足 右:豪ドル・NZドル-日足
 

左:豪ドル・NZドル-週足

 

ドル円(チャートは6:00時点)
週初(9/8)10時の104.99が先週の安値となり、金曜日(9/12)のNYクローズの107.36まで237pipsを休みなく上げ続けました。
米金利利上げ早期化の思惑のドル買いと円売りの圧力が重なり、また政府の円安と日経株価を16,000円に持っていきたい思惑もあり、そこにHFも乗っかってきたためにスピード違反気味の上昇となりました。
円売りの巻き戻しの可能性もあるので、来週のFOMC前後の動きには注意しておきたいところです。

左:ドル円-1時間足 右:ドル円-日足
 

左:ドル円-週足

 

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