イラク空爆があった昨夜のNYタイムのドル円の動き(2014年8月9日)

2014年8月9日

イラク空爆問題で昨日の東京時間10時過ぎから急落して101.59まで下落した後、株式市場引け後に再度下攻めとなり15:40には101.51まで下落したドル円ですが、最初は急落の反動で戻していましたが、ダウ先物の動きからイラク空爆の影響が軽微になりそうな雰囲気となるにつれて戻りを速めていき、NY市場が波乱なく堅調な展開となったことで更に上昇してNYクローズは102円台を回復して引けました。
また8/8の22:00にイラク北部でイスラム過激派「イスラム国」への限定的な空爆に踏み切ったと米国防総省から発表されましたが、その時は大きな動きにはなりませんでした。

8月に入ってからは下げ基調だったことや、海外の動きに翻弄されやすい東京株式市場に引っ張られたこと、昨日が週末金曜日だったことなどでドル円は大きく動きましたが、結局は下髭を形成した形となりました。
来週からはお盆に入り、参加者も減ってきますし、イラク、ウクライナなどの地政学リスクでいつ何時乱高下するかもわかりませんので、気を引き締めてトレードに臨みたいところです。

ドル円(チャートは6:00時点)
昨日の東京株式市場が終わった直後から下げ始めて15:40には101.51まで下落しました。
しかしそこからはジリ上げとなり101.80近辺で揉んだ後、19:20から再び上げ出して21:30には102.06まで上昇しました。
その後23:20には101.70まで押しましたが、再度上げ出して101.90で揉んでいましたが、2:10から急伸して2:40には102.05まで上昇し、そこからは102.05近辺でこう着となり102.01ででNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
  

左:ドル円-日足
 

 

ユーロドル(チャートは6:00時点)
昨日の東京株式市場が終わった直後から急伸し、15:00の1.3358から15:40には1.3407まで49pips上昇しました。
その後、1.3390近辺で上下していましたが、23:00に再び急伸して23:30には1.3432まで上昇した後は1.3410近辺でこう着となり、1.3411でNYクローズとなりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
  

左:ユロドル-日足

 

米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
時間外の15:30に2.349%まで利回りは低下していましたが、ジリジリと上げていき、NYタイムには上げ足を速めて高値圏の2.420%近辺でのこう着となり、2.422%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
  

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  16,553.93(+185.66)
NASDAQ   4,370.90(+35.93)
NY株はロシア政府がウクライナ紛争の緊張緩和に乗り出す意向が伝えられたことによる安心感や直近の下げの反動もあり、ダウナスともに共に大幅反発となりました。
なお、イラクへの限定空爆は材料にはなりませんでした。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
  

 

日経先物(夜間取引)
14,760でナイトは始まった直後から下げとなり、16:40には14,700まで下落し、そこからはジリジリと上げ戻していました。17:35に14,810まで戻った後は14,780-830で小動きとなりました。
しかし20:05から再び上げ始めて20:20には14,890まで上昇した後は14,860-910で上下していました。
23:25に14,820まで押されましたがすぐに戻して14,880近辺でこう着となりました。
2:20から上げ足を速めて2:25には14,960まで上昇し、2:50には14,970を付け、14,960で3時となりました。
CME(円建て)の清算値は15,010でした。

左:日経先物-5分足 右:日経先物-日足
  

 

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