ADP,GDP,FOMC後のドルの動き(2014年7月31日)

2014年7月31日

昨夜のADPは予想よりも悪化の結果でしたが小幅に動いただけの反応でしたが、GDPが予想外の好結果だったことでドル円は急伸して、その後も上げ続けて一時103円台にタッチしました。

結果
21:15 米・7月ADP全国雇用者数 予想:+23.0万人 結果:+21.8万人 (前回:+28.1万人)
21:30 米・第2四半期GDP・速報値 [前期比年率] 予想:+3.0% 結果:+4.0% (前回:-2.9% 修正値:-2.1%)
21:30 米・第2四半期個人消費・速報値 [前期比] 予想:+1.9% 結果:+2.5% (前回:+1.0% 修正値:+1.2%)
27:00 米・FOMC政策金利発表 予想:0.00-0.25% 結果:0.00-0.25% (前回:0.00-0.25%)

★FOMC声明の詳細については、FOMC声明全文(2014年7月31日)の記事に詳しく書いています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

ドル円(チャートは15:30時点)
昨日の欧州時間からジリジリと上げていき、21:15のADP発表時間は102.23でした。
ADP発表で102.17-27で上下しただけで大きく動きませんでした。
その後の21:30のGDP発表で102.19から102.49まで30pips急伸し、そこからは上昇力が強まり2:05には103.00まで上昇しました。
3:00のFOMCで103.07を瞬間付けましたが、そこからは小幅に押し戻されて102.80近辺で上下し、102.78でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
  

左:ドル円-日足

 

ユーロドル(チャートは6:00時点)
昨日の東京時間からジリ下げが続き、1.3400近辺で上下し、21:15のADPでは1.3388-1.3403での小幅な動きとなりました。
その後のGDPで1.3395から1.3369まで26pips下落してからは1.3375近辺で上下していました。
3:00のFOMCで1.3360まで急落しましたが、すぐに上昇して3:30には1.3404まで上昇してからは1.3395近辺でこう着となり、1.3394でNYクローズとなり、GDPで下落した分はほぼ戻した形となりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
  

左:ユロドル-日足

 

米国10年債権利回り(チャートは6:00時点)
21:30のGDPの好結果を受けて利回りは急伸し、その後も上昇が続き、FOMCで一旦下げたもののすぐに上げ戻してほぼ高値でNYタイムの引けとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
  

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  16,880.36(-31.75)
NASDAQ   4,462.90(+20.20)
GDPが予想以上の好結果だったことで利上げ時期が早まるとの憶測からダウは売られて一時100ドル近い下げとなりましたが、FOMCで労働市場の改善が不十分なことを示す文言が加わったことで金融緩和の長期化への期待から買い戻されて下げ幅を縮小しました。
ナスダックは小幅プラスで引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
  

 

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