今夜のADP,GDP,FOMC前のドルの動き(2014年7月30日)

2014年7月30日

今夜はADP,GDP,FOMCと重要イベントの3連発があり、週末は雇用統計があります。
ここ2週間で順調に上昇してきたドルの動きをドル円とユーロドル、米国10年債権利回りで振り返ってみました。

ドル円(チャートは12:00時点)
7/18の101.09を底にして、押しを入れながら水準を切り上げてきて、7/24の19時からの上昇で明確に101.60を超えてきたことで上値追いが強まりました。
しばらく102円手前で揉んでいましたが、昨夜(7/29)の21時に102円を突破して102円台前半で上下して7/30の12時となりました。
直近日足ベースでは101.00-102.30のレンジ内の上限で今夜のイベントを迎える形となりました。
日経も直近レンジを超えて上値追いの形が先週後半から続いています
7/18からの上昇に多少無理矢理感があり、一部HFのイベントドリブンで上げてきたところもありますので、ADPやGDPは悪くはないとは思いますが、FOMCで金融緩和継続の姿勢を強める発表(今回はイエレン議長の会見なありません。)の場合、一転ドル売りの流れが来ることも予想されるので十分に注意しておきたいところです。

左:ドル円-10分足 右:ドル円-1時間足
  

左:ドル円-日足

 

ユーロドル(チャートは12:00時点)
5/8の1.3933から下げが続いていて、直近のリバで7/1に1.3700まで戻った後はほぼ一方通行で下げてきました。
ドル買いとユーロ売りの相乗効果でユーロドルの下げはきついものとなっています。
CFTCのユーロ売りポジションはまだ高水準ではないですが、順調に摘み上がってきていますので、今夜のイベントや週末の雇用統計で一旦ショートカバーが起きてもおかしくない状況です。

左:ユロドル-10分足 右:ユロドル-1時間足
  

左:ユロドル-日足
 

 

米国10年債権利回り(チャートは12:00時点)
7/6に2.658%まで上昇してからは下落基調でとなり、7/17には2.442%まで下落した後は2.460-2.500で上下して、本日に至っています。
レンジ下限に位置していますが、週足ベースでも下限なのでここからの下抜けは厳しいような気がしています。

左:米国10年債権利回り-1時間足 右:米国10年債権利回り-日足
  

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  16,912.11(-70.48)
NASDAQ   4,442.70(-2.21)
FOMC前の利益確定売りに押されてダウ、ナス共に下落しました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
  

 

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