2014年6月7日
今回の雇用統計はほぼ予想通りの結果だったこともあり、ドル円の値幅は21:25の102.05から23:00の102.60まで55pipsと動き指標の割には小幅となりました。
NY株式が堅調に上昇し、連日の史上最高値を更新したことも安心感となり、ドル円の上昇に寄与しました。
来週は6/13(金)に日銀金融政策決定会合とMSQがありますので、上下の揺さぶりには注意しておきたいところです。
結果
・4月非農業部門雇用者数 予想:+21.5万人 結果:+21.7万人 (前回:+28.8万人 修正値:+28.2万人)
・4月失業率 予想:6.4% 結果:6.3% (前回:6.3%)
★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2014年6月6日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)
ドル円(チャートは6:00時点)
欧州時間は102.25-40で上下していましたが、雇用統計発表の21:30は102.14まで下落しました。
発表で、102.53まで急伸した後、押し戻されて21:50には102.12まで39pips下落しましたが、そこからは反転上昇となり、下落幅以上に上昇し、23:00には102.60まで上昇しました。
その後、102.50-60で上下し、102.48でNYクローズとなりました。
ユーロドル(チャートは6:00時点)
欧州時間はジリ下げとなり19:00には1.3620まで下げた後、戻して21:30は1.3635でした。
発表で、1.3635から1.3672まで37pips急伸し、21:50には1.3676まで上昇しましたが、そこから反転下落となり、22:40には1.3621まで下落して、上昇分が行って来いとなりました。
その後、1.3640近辺でこう着となり、1.3642でNYクローズとなりました。
米国10年債権利回り(チャートは6:00時点)
発表直後は利回りは低下しましたが、切り返して徐々に上昇し、高値圏で揉み合いとなりました。
左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
昨夜のNY株式市場
NY DOW 16,924.28(+88.17)
NASDAQ 4,321.40(+25.17)
予想通りで良好な雇用統計の結果を受けて、ダウ、ナスダック共に上昇し、ダウとS&P500は連日の史上最高値を更新しました。
日経先物(夜間)
日経先物夜間取引は15,070で寄り付き、フラフラと上昇して雇用統計発表の21:30には15,090でした。
発表直後は15,070-15,140で動き、ドル円と共に下げて21:50には15,050まで下落しましたが、そこからは反転上昇となり、NY株が堅調に上昇したことを受けて上げ続け、15,170で引けとなりました。
なお、CME(円建て)清算値は15,200でした。