米雇用統計(1/10)直後の動き(2014年1月11日)

2014年1月11日

昨夜(1/10)に2013年12月の雇用統計と失業率が発表されました。

結果
12月非農業部門雇用者数:+7.4万人(予想+19.7万人) 前回+20.3万人から+24.1万人に上方修正
失業率:6.7%(予想7.0%) 前回7.0%は変更なし

* 非農業部門雇用者数は7万4000人増で、2011年1月以来で約3年ぶりの低い伸びとなった。
* 失業率は6.7%に改善しているが、労働参加率の低下を反映したもの。
* 天候が雇用の伸び鈍化の背景との見方あり。
* 時間当たり賃金は増加、平均週間労働時間は減少した。

 

ドル円
ドル円は105.00近辺で推移していたが、発表直前に105.33まで急伸したが、発表されると一転104.20まで下落。
その後いったんは戻したが、再び売り込まれて0時には103.82まで下げたが、戻して104.00-104.10でヨコヨコとなり、NYクローズを迎えた。

左:ドル円10分足 右:ドル円日足
  

 

ユーロドル
ユーロドルは欧州時間からジリ下げとなっていたが、ドル円の動きとは逆で、発表前に1.3565まで下落したが、発表されると一転1.3664まで上昇。0時には1.3686の高値を付けて、1.3660-1.3670近辺でヨコヨコとなり、NYクローズを迎えた。

左:ユーロドル10分足 右:ユーロドル日足
  

 

NY株式市場
ダウは下落し、一時16,400を割れたが引け前に戻して7.7ドル安と小幅安で引けた。
為替ほど指標に反応せず、落ち着いた動きをしていた。

  

 

米国債
米国債先物は為替同様に多少のフェイクして、急上昇した後はジリ上げで引けている。(利回り低下)

左:米国10年債-分足 右:米国10年債-日足
  

 

今回の雇用統計は、久しぶりにやってくれたな!という気持ちです。
1年に1回くらいはとんでもない指標があるのですが、年明け早々からとは。
季節要因の話も出てはいたのですが、ADPの好結果やこれまでの株の堅調な動きで油断をしてしまった人も多いと思います。
今後のドルやユーロがどう動くか、戦略の変更が必要なのか、考えさせられる結果でした。
株の動きが落ち着いていたことで、これからが逆に読みづらい印象を持っています。
ここから数日は全体の流れを見ていく必要があるのかな。

今回の雇用統計の詳細を、米雇用統計詳細(2014年1月11日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)
参考にどうぞ。

 

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