ECB政策金利発表とドラギ会見後のユーロの動き(2014年1月10日)


2014年1月10日

昨日(1/9)ECB政策金利の発表とその後にドラギECB総裁の会見が行われました。
結果は、
・政策金利を0.25%に据え置きで市場予想通り。

ドラギECB総裁会見要約
・中期的な物価上昇圧力は抑制的
・低インフレ率、長期間続く可能性
・金融緩和策、必要な限り続ける
・政策金利、現状以下の水準に長期間とどまる
・必要なら一段の断固とした措置を取る
・ユーロ圏の経済活動は、輸出の緩やかな回復によって下支えられる
・短期金融市場の動向が金融政策に与える影響を注視
・今後数カ月は、ユーロ圏のインフレ率は現状の水準にとどまる
・中期的な物価見通しは均衡が取れている
・金融緩和策に関する表現を強めた
・ユーロ圏は90年代の日本のようなデフレに陥ってはいない

ユーロドル-10分足 ユーロドル-日足
  

 

ユーロポンド-10分足 右:ユーロポンド-日足
  

 

左:ユーロ円-10分足 右:ドル円-10分足
  

 

ユーロは追加緩和リスクやECBのインフレ見通しに下振れリスクがあるのに、直後に売られた後は再び買われて、いってこいの形となり、75日MAで止まっています。
なぜここまでユーロが強いのかがとても不思議です。まあこれも相場ですが。
本日(1/10)の雇用統計で大きく動く可能性は高いと見ています。