日銀政策金利発表後の東京時間のドル円の動き(2024年12月19日)

 

2024年10月31日

・本日の日銀金融政策決定会合の結果は予想通りの政策金利を0.25%程度で据え置きでしたが、早朝のFOMCで来年の利下げペースの鈍化懸念から対円でのドル買いが再燃してドル円は買われました。

 

日銀金融政策決定会合の結果
11:52 政策金利を0.25%程度で据え置き

 

・本日早朝のFOMCでは予想通りFFレートの誘導目標を0.25%の追加利下げでしたが、FOMCメンバーの金利見通しでは、2025年末時点の中央値が上方修正され、利下げ回数が2回と前回9月の見通しから半減しました。更にパウエルFRB議長会見で「今回の利下げ決定はぎりぎりの判断だった」「追加調整を検討する上で慎重姿勢を強める可能性」「金利は中立水準にかなり近づいた」「金利調整プロセスの新たな段階に入った」などの発言を受けてドル買いが強まりました。

FOMCの結果
4.50-4.75%から4.25-4.50%に0.25%の利下げ

★FOMC直後の動きを、FOMC直後のドルの動き(2024年12月19日)の記事に載せています。

 

 

ドル円(チャートは16:00時点)
・早朝のFOMCで予想通りFFレートの誘導目標を0.25%の追加利下げでしたが、FOMCメンバーの金利見通しでは、2025年末時点の中央値が上方修正され、利下げ回数が2回と前回9月の見通しから半減しました。更にパウエルFRB議長会見で「今回の利下げ決定はぎりぎりの判断だった」「追加調整を検討する上で慎重姿勢を強める可能性」「金利は中立水準にかなり近づいた」「金利調整プロセスの新たな段階に入った」などの発言を受けてドル買いが強まり、04:00の153.71から06:50には154.85まで上昇し、154.84でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると154.40-90での上下が続き、11:52の日銀金融政策決定会合の発表の時は154.60でした。
政策金利は予想通りの利上げ見送りの現状維持でしたが発表直後に154.60から155.27まで上昇し、更に12:20には155.44まで上昇しました。
その後155.10-50での上下がしばらく続き、155.21で15時半となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

ユーロドル(チャートは16:00時点)
・04:00のFOMC発表直後にドル買いで1.0485から1.0414まで下落し、更にドル買いが続いたため05:10には1.0343まで下落して1.0349でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると1.0345-90での上下がひたすら続いて、1.0386で15時半となりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
 

左:ユロドル-日足

 

日本国債(チャートは16:00時点)
・大きな動きはありませんでした。

左:日本国債先物-15分足 右:日本国債先物-日足
 

 

米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
・FOMCの結果やパウエルFRB議長会見を受けて、債券が売られて利回りは上昇し、5/31以来の高水準を付け、4.524%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW   42,326.87(-1,123.03)▼2.58%
NASDAQ   19,392.69(-716.37)▼3.56%
・FOMCで予想通り主要政策金利が0.25%引き下げでしたが、2025年末時点の中央値が上方修正され、利下げ回数が2回と前回9月の見通しから半減することで「タカ派」的と受け止められて株売りが強まり、ダウは$1,123安、ナスも3.56%もの大幅安で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

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