米雇用統計発表後の豪ドルの動き(2023年9月2日)

 

 

2023年8月5日

 8月米・雇用統計は非農業部門雇用者数が予想の17.0万人増を上回る18.7万人増、失業率は予想の3.5%から悪化して2022年2月以来の3.8%、平均時給は前月比・前年同月比共に予想を下回る結果でした。
発表直後はドル売り・株買いでしたが、その後発表された8月PMIや8月米ISM製造業景況指数が予想を上回ったことやクリーブランド連銀のメスター総裁発言を受けて金融引き締めが長引くとの警戒からドル買い・株売りの流れとなりました。

・豪ドル・ドルは米・雇用統計発表直後にドル売りで0.6477から0.6521まで上昇しましたが、その後発表された8月PMIや8月米ISM製造業景況指数が予想を上回ったことやクリーブランド連銀メスター総裁の「インフレは一定の進展があるものの、依然として高すぎる」「失業率は3.8%と依然として低い」との発言を受けてドル買いの流れとなり01:00には0.6438まで下落し、0.6449でNYクローズとなりました。

・豪ドル・円は米・雇用統計発表直後に93.81-94.34で振った後は豪ドル・ドルの下落とドル円の上昇との板挟みとなったため94.10-35での小動きがひたすら続いて、94.33でNYクローズとなりました。

・豪ドル・NZドルは米・雇用統計発表直後に1.0831-54で小幅に振った後、日付が変わると1.0845-60での小動きがひたすら続いて、1.0852でNYクローズとなりました。

・ドル円は雇用統計発表直後に145.13から144.49まで下落しましたが、その後発表された8月PMIや8月米ISM製造業景況指数が予想を上回ったことやクリーブランド連銀メスター総裁の「インフレは一定の進展があるものの、依然として高すぎる」「失業率は3.8%と依然として低い」との発言を受けてドル買いの流れとなり01:00には146.29まで早いペースで上昇し、146.26でNYクローズとなりました。

 

★雇用統計直後のドルの動きは、米雇用統計発表後のドルの動き(2023年9月2日)の記事に載せています。

 

 

豪ドル-ドル(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は0.6465-85での小動きが続き、21:30の米・雇用統計の時は0.6477でした。
発表直後にドル売りで0.6477から0.6521まで上昇しましたが、その後発表された8月PMIや8月米ISM製造業景況指数が予想を上回ったことやクリーブランド連銀メスター総裁の「インフレは一定の進展があるものの、依然として高すぎる」「失業率は3.8%と依然として低い」との発言を受けてドル買いの流れとなり01:00には0.6438まで下落し、0.6449でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は94.05-30で上下し、21:30は93.98でした。
発表直後に93.81-94.34で振った後は豪ドル・ドルの下落とドル円の上昇との板挟みとなったため94.10-35での小動きがひたすら続いて、94.33でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は1.0840-65で上下し、21:30は1.0843でした。
発表直後に1.0831-54で小幅に振った後、日付が変わると1.0845-60での小動きがひたすら続いて、1.0852でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は145.40-50での小動きが続き、20:50から下げ出して21:30の雇用統計の時は145.13でした。
発表直後に145.13から144.49まで下落しましたが、その後発表された8月PMIや8月米ISM製造業景況指数が予想を上回ったことやクリーブランド連銀メスター総裁の「インフレは一定の進展があるものの、依然として高すぎる」「失業率は3.8%と依然として低い」との発言を受けてドル買いの流れとなり01:00には146.29まで早いペースで上昇しました。
その後は146.05-20でのこう着が続いて146.26でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

 

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