米雇用統計発表後のドルの動き(2020年12月5日)

 

 

2020年12月5日

 11月雇用統計は非農業雇用者数が予想の46.9万人増を下回る24.5万人増でしたが、失業率が予想の6.8%より改善した6.7%、また平均時給も前月比、前年同月比共に予想を上回る結果となりました。

・ドル円は雇用統計発表直後に103.83-99で小幅に振った後、NYタイムに入って00:50に104.24まで上昇し、その後は104.05-20での小動きが続き104.18でNYクローズとなりました。

・ユーロドルは欧州時間の19:50に2018年4月以来の高値となる1.2177まで上昇した後は押し戻され、雇用統計発表直後に1.2151-69で小幅に振った後、NYタイムに入って23:40に1.2171まで上昇しましたが、その後は利食い売りと週末のポジション調整に押されて下落基調が続き06:40に1.2110まで下落して1.2120でNYクローズとなりました。

・米国10年債権利回りは11月米雇用統計で非農業部門雇用者数は予想を下回ったものの失業率と平均時給が予想より強い内容となったことや米国株市場で主要3指数が史上最高値を更新したことで債券売りの流れとなり利回りは一時3月20日以来の高水準となる0.984%まで上昇し、0.973%でNYクローズとなりました。

・昨日のNY株は11月米雇用統計で非農業部門雇用者数は予想を下回ったことで追加の経済対策の必要性が増したとの見方が広がり、経済対策法案の早期成立への期待から堅調な上昇が続いて、ダウは史上最高値を更新して$248高、ナスは0.70%高で引け、S6P500指数も史上最高値を更新しました。

結果
22:30 11月非農業部門雇用者数 予想:+46.9万人 結果:+24.5万人 (前回:+63.8万人 修正値:+61.0万人)
22:30 11月失業率 予想:6.8% 結果:6.7% (前回:6.9%)
22:30 11月平均時給 (前月比) 予想:0.1% 結果:+0.3% (前回:+0.1%)
22:30 11月平均時給 (前年同月比) 予想:+4.3% 結果:+4.4% (前回:+4.5% 修正値:+4.4%)

 

 

ドル円(チャートは7:00時点)
・欧州時間は103.80-104.10で上下し、22:30の雇用統計の時は103.98でした。
発表直後に103.83-99で小幅に振った後、NYタイムに入って00:50に104.24まで上昇し、その後は104.05-20での小動きが続き104.18でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

 

ユーロドル(チャートは7:00時点)
・欧州時間に入ると上げ出して19:50に2018年4月以来の高値となる1.2177まで上昇した後は押し戻されて22:30は1.2154でした。
発表直後に1.2151-69で小幅に振った後、NYタイムに入って23:40に1.2171まで上昇しましたが、その後は利食い売りと週末のポジション調整に押されて下落基調が続き06:40に1.2110まで下落して1.2120でNYクローズとなりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
 

左:ユロドル-日足

 

 

米国10年債権利回り(チャートは7:00時点)
・11月米雇用統計で非農業部門雇用者数は予想を下回ったものの失業率と平均時給が予想より強い内容となったことや米国株市場で主要3指数が史上最高値を更新したことで債券売りの流れとなり利回りは一時3月20日以来の高水準となる0.984%まで上昇し、0.973%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
 

 

 

先週金曜日のNY株式市場
NY DOW    30,218.26(+248.74)
NASDAQ   12,464.23(+87.05)

・昨日のNY株は11月米雇用統計で非農業部門雇用者数は予想を下回ったことで追加の経済対策の必要性が増したとの見方が広がり、経済対策法案の早期成立への期待から堅調な上昇が続いて、ダウは史上最高値を更新して$248高、ナスは0.70%高で引け、S6P500指数も史上最高値を更新しました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

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