豪・RBA政策金利発表後の豪ドルの動き(2020年11月3日)

2020年11月3日

 12:30に発表された政策金利は予想通り0.15%引き下げの0.10%、3年物目標金利をそれぞれ0.10%へ引き下げ、また国債買い入れの期間をこれまでの2-4年から5-10年と長めにしたことで発表後は豪ドル売りの流れとなりましたが、シドニーでの講演でロウRBA総裁がマイナス金利導入の可能性は依然として「極めて低い」との見解を示したことで豪ドルが買い戻されて15時となりました。

 

結果
12:30 RBAキャッシュターゲット 予想:0.10% 結果:0.10% (前回:0.25%)

 

 

豪ドル-ドル(チャートは15:00時点)
・欧州時間は上昇基調が続いて16:00の0.7003から00:20には0.7052まで上昇し、その後は0.7035-55での上下が続いて0.7055でNYクローズとなりました。
東京時間に入ると0.7040-60での上下が続き、12:30の政策金利の時は0.7052でした。
発表直後に0.7037-62で振った後、声明で「少なくとも3年間は政策金利を引き上げることはない」と長期的な低金利政策を認める見解を示したことで豪ドル売りの流れとなり14:00には0.7026まで下落しました。
その後シドニーでの講演でロウRBA総裁がマイナス金利導入の可能性は依然として「極めて低い」との見解を示したことで豪ドルが買い戻されて14:25には0.7046まで上昇し、0.7043で15時となりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

豪ドル-円(チャートは15:00時点)
・欧州時間は豪ドル買いと円売りで上昇基調となり16:00の73.36から00:20には73.93まで上昇し、その後は73.80-95での上下が続いて1.0631でNYクローズとなりました。
東京時間に入ると73.80-74.00で上下し、12:30は73.85でした。
発表直後に73.69-93で上下に振った後は豪ドル売りの流れとなったため下げ出して14:00には73.60まで下落しました。
その後ロウRBA総裁のマイナス金利導入に消極的な発言を受けて豪ドルが反発したため14:25に73.80まで戻し、73.75で15時となりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

豪ドル-NZドル(チャートは15:00時点)
・欧州時間は豪ドル買いで上昇基調となり16:00の.0600から01:10には1.0935まで上昇し、その後は1.0620-35での上下が続いて73.92でNYクローズとなりました。
東京時間に入ると9:30に1.0639まで上昇した後は下げ基調となり11:50には1.0613まで下落し、12:30は1.0617でした。
発表直後に1.0601-25で振った後は1.0605-25での上下が続き、1.0618で15時となりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

ドル円(チャートは15:00時点)
・欧州時間に入ると上げ出して17:30に104.94まで上昇しましたが、105円手前で折り返して22:20には104.62まで押し戻され、NYタイムに入ると再び上昇して104.80近辺での揉み合いが続いて104.75でNYクローズとなりました。
東京時間に入ると今夜から始まる米大統領選挙を控えて動きが乏しくなり104.60-80での上下がひたすら続いて104.71で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

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