2020年3月19日
本日9：30にオーストラリアの2月雇用統計の発表があり、新規雇用者数・失業率共に予想を上回る結果でしたが材料視されず、
異例の日本時間早朝にECBが新型肺炎対策として官民セクターの債券を対象に7500億ユーロの緊急買い入れプログラムを発表したことを好感した円売りの流れが続くなか、12：30にはRBAが緊急の金融政策を発表し、0.25％政策金利を引き下げたうえ、国債の購入を通じて3年債利回りを約0.25％に設定すると発表しました。
RBAの緊急利下げには大きな反応はありませんでした。
結果
09:30 2月新規雇用者数 予想：+1.00万人 結果：+2.67万人 （前回：+1.35万 修正値：+1.29万人）
09:30 2月失業率 予想：5.3% 結果：5.1% （前回：5.3%）
豪ドル－ドル（チャートは15：00時点）
・昨日の欧州・NYタイムはドル買いの流れとなったためジリ下げが続き、16：00の0.5990から02：00には0.5698まで292pipsもの大幅下落し、そこから若干戻して0.5774でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると0.5755-0.5815での上下が続いた後、9：30の豪・雇用統計は予想を上回る結果でしたが反応は薄く、ドル買いの流れとなったため下げ出して10：50には0.5506まで下落しました。
12：30にRBAが緊急の金融政策を発表し、0.25％政策金利を引き下げたうえ、国債の購入を通じて3年債利回りを約0.25％に設定すると発表したことで0.5539から0.5633まで上昇しましたが、すぐに押し戻されて0.5560-0.5600での揉み合いが続き、0.5610で15時となりました。
左：豪ドル・ドル－5分足 右：豪ドル・ドル－1時間足
左：豪ドル・ドル－日足
豪ドル－円（チャートは15：00時点）
・昨日の欧州・NYタイムは豪ドルの下げに引っ張られて16：00の64.12から02：00には61.69まで243pipsもの大幅下落し、そこから若干リバって62.40でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとドル円の上昇に引っ張られて8：50に63.02まで上昇しましたが、9：00からは豪ドル・ドルの下落に引っ張られて10：50には59.87まで急落しました。
12：30の緊急利下げ後に61.59まで上昇しましたが、すぐに押し戻されて61.00を挟んだ上下が続き、61.07で15時となりました。
左：豪ドル・円－5分足 右：豪ドル・円－1時間足
左：豪ドル・円－日足
豪ドル－NZドル（チャートは15：00時点）
・昨日の欧州時間は下落基調となり18：20の1.0147から23：00には1.0050まで下落し、NYタイムに入ると一段安となって02：00には0.9989まで急落し、その後は若干戻して1.0040でNYクローズとなりました。
・東京時間に入ると上昇基調となり9：40には1.0156まで上昇しましたが、そこからは逆に下落基調となり12:30に1.0014まで下落しました。
その後は1.0010-70で上下し、1.0043で15時となりました。
左：豪ドル・NZドル－5分足 右：豪ドル・NZドル－1時間足
左：豪ドル・NZドル－日足
ドル円（チャートは15：00時点）
・昨日の欧州・NYタイムはダウが今年4回目のサーキットブレーカーを発動するなど欧州・NYが大幅下落のなか資産の現金化に伴うドル需要が高まりでドル買いの流れが続き、16：00の107.03から02：40には108.65まで上昇し、その後は押し戻されて108.06でNYクローズとなりました。
・東京時間は107.92で始まり、ECBが新型肺炎対策として官民セクターの債券を対象に7500億ユーロの緊急買い入れプログラムを発表したことを好感した円売りの流れが続いて13：20には109.55まで大幅上昇となりました。
その後は急速に押し戻されて14：40に108.76まで下落し、108.84で15時となりました。
左：ドル・円－5分足 右：ドル・円－1時間足
左：ドル・円－日足
