米雇用統計発表後の豪ドルの動き(2020年3月7日)

 

 

2020年3月7日

 2月米・雇用統計で非農業部門雇用者数は予想の17.5万人増を上回る27.3万人増、失業率は予想の3.6%から3.5%に低下して良好な結果となりました。
しかし新型コロナウイルスの感染拡大による世界景気の下振れ懸念から安全資産とされる米国債に買いが集まり米10年債利回りは過去最低を更新となる0.6572%まで急低下し、欧州・NY株も大幅下落していたため、雇用統計の結果は相場にほとんど影響を与えませんでした。

・豪ドル・ドルは欧州時間序盤は米10年債利回りの低下によるドル売りの流れが強まり16:00の0.6612から20:40には0.6656まで上昇し、22:30の米・雇用統計発表は影響がほとんどなくNYタイムに入ると0.6620-45での上下が続き、0.6642でNYクローズとなりました。

・豪ドル・円は欧州時間序盤は豪ドル・ドルの上昇とドル円の下落の板挟みとなりながらも円買いの勢いが強かったため17:10の70.31から22:10には69.57まで下落し、その後は69.70-70.10での上下が続いて、69.99でNYクローズとなりました。

・豪ドル・NZドルは欧州・NYタイムは雇用統計の影響もほとんどなく1.0410-60で方向感のない上下がひたすら続き、1.0446でNYクローズとなりました。

・ドル円は米10年債利回りの急低下や欧州株・時間外のダウ先物の大幅安を受けて18:30から急速に下げ足を速めて19:20には105円を割り込んで104.99まで下落し、その後は105.00-50で大き目の振れ幅で上下を繰り返し、22:30の雇用統計の良好な結果にはほとんど反応はなく、NYタイムに入っても戻りは鈍く105.35でNYクローズとなりました。

 

★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2020年3月7日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

★雇用統計直後のドルの動きは、米雇用統計発表後のドルの動き(2020年3月7日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

 

豪ドル-ドル(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤は米10年債利回りの低下によるドル売りの流れが強まり16:00の0.6612から20:40には0.6656まで上昇し、22:30の米・雇用統計発表は影響がほとんどなくNYタイムに入ると0.6620-45での上下が続き、0.6642でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

 

豪ドル-円(チャートは7:00時点)
・欧州時間序盤は豪ドル・ドルの上昇とドル円の下落の板挟みとなりながらも円買いの勢いが強かったため17:10の70.31から22:10には69.57まで下落し、その後は69.70-70.10での上下が続いて、69.99でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

 

豪ドル-NZドル(チャートは7:00時点)
・欧州・NYタイムは雇用統計の影響もほとんどなく1.0410-60で方向感のない上下がひたすら続き、1.0446でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

 

ドル円(チャートは7:00時点)
・先週金曜日のドル円は16:00に106.06を付けた後は米10年債利回りの急低下や欧州株・時間外のダウ先物の大幅安を受けて18:30から急速に下げ足を速めて19:20には105円を割り込んで104.99まで下落しました。
その後は105.00-50で大き目の振れ幅で上下を繰り返し、22:30の雇用統計の良好な結果にはほとんど反応はなく、NYタイムに入って00:20に105.72までリバる場面がありましたが、再び押し戻されて105.10-60での上下が続き、105.35でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

 

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