2019年6月20日
FOMCではFFレート誘導目標を予想通り2.25-2.50%で据え置きとなり、声明では政策金利を「忍耐強く」判断するとの文言が削除され、経済の先行き不透明感が強まっていることやインフレ圧力の弱さを考慮して「景気拡大を維持するために適切に行動する」と表明、また会合参加者17人が示した金利見通しは8人が年内の利下げを予想しました。
結果
2.25-2.50%で据え置き
★FOMC声明の全文を、FOMC声明全文(2019年6月20日)の記事に載せています。
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ドル円(チャートは6:00時点)
・昨夜のドル円は欧州時間とNYタイム序盤は108.25-50で上下し、03:00の政策金利発表の時は108.36でした。
予想通り据え置きが発表されるとドル売りの流れとなり108.36から108.03まで急落し、そこから更に下げてパウエルFRB議長会見が始まる03:30には107.80まで下落しました。
会見中は大きな反応はなく108.00-15での小動きが続いて108.10でNYクローズとなりました。
ユーロドル(チャートは6:00時点)
・欧州時間はジリジリとした上げとなって16:00の1.1195から00:40には1.1220まで上昇し、03:00の政策金利発表の時は1.1217でした。
発表直後にドル売りとなり1.1217から1.1253まで急伸しましたが、その後押し戻されて04:20に1.1219まで下落し、1.1227でNYクローズとなりました。
米国10年債権利回り(チャートは8:00時点)
・03:00の政策金利据え置きの発表で2.085%から2.046%まで急低下し、そこから更に低下は続いて03:45には2.026%まで低下して2.025%でNYクローズとなりました。
左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
昨日のNY株式市場
NY DOW 26,504.00(+38.46)
NASDAQ 7,987.32(+33.44)
・昨日のNY株はFRBが政策金利の据え置きを発表し、声明では政策金利を「忍耐強く」判断するとの文言が削除され、経済の先行き不透明感が強まっていることやインフレ圧力の弱さを考慮して「景気拡大を維持するために適切に行動する」と表明、また会合参加者17人が示した金利見通しは8人が年内の利下げを予想したことでダウは一時100ドル超の上昇となり$38高で引け、ナスは0.42%高でした。