日銀政策金利発表後の東京時間のドル円の動き(2019年6月20日)

2019年6月20日

・本日11:45に発表された日銀金融政策決定会合は予想通りの現状維持で大きな反応はありませんでしたが、早朝のFOMCからドル安が進んでいたため108円を割り込んで107.54まで下落し、107.62で15時となりました。

 

日銀金融政策決定会合の結果
11:45 現状維持

 

 

ドル円(チャートは15:30時点)
・昨夜のドル円は欧州時間とNYタイム序盤は108.25-50で上下し、03:00の政策金利発表の時は108.36でした。
予想通り据え置きが発表されるとドル売りの流れとなり108.36から108.03まで急落し、そこから更に下げてパウエルFRB議長会見が始まる03:30には107.80まで下落しました。
会見中は大きな反応はなく108.00-15での小動きが続いて108.10でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとFOMCを受けたドル売りと円買いの流れも加わり9:30に108円を割り込んで10:25には107.54まで大幅に下落しました。
そこからリバって11:25に107.79まで戻し、日銀金融政策決定会合の結果が発表された11:45は107.74でした。
発表直後から再び下げ出して107.74から11:55には107.56まで下落し、その後は107.60近辺での小動きがひたすら続いて、107.62で15時となりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

ユーロドル(チャートは15:30時点)
・欧州時間はジリジリとした上げとなって16:00の1.1195から00:40には1.1220まで上昇し、03:00の政策金利発表の時は1.1217でした。
発表直後にドル売りとなり1.1217から1.1253まで急伸しましたが、その後押し戻されて04:20に1.1219まで下落し、1.1227でNYクローズとなりました。
・東京時間に入るとFOMCを受けたドル売りの流れが続き10:25の1.1266まで上昇が続きました。
そこからは押し戻されて11:35に1.1256まで下落しましたが、11:45の日銀決定会合の現状維持の結果発表後から再びドル売りの流れとなり12:15に1.1272まで上昇し、その後は1.1260-70での小動きがひたすら続いて、1.1265で15時となりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
 

左:ユロドル-日足

 

日本国債(チャートは15:00時点)
・10年長期国債354回債利回りが9:34分に業者間取引で2016年8月1日以来の水準となるマイナス0.160%まで低下し、国債先物は直近高値を更新して153.94まで上昇し、153.93で15時となりました。

左:日本国債先物-5分足 右:日本国債先物-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW  26,504.00(+38.46)
NASDAQ  7,987.32(+33.44)
・昨日のNY株はFRBが政策金利の据え置きを発表し、声明では政策金利を「忍耐強く」判断するとの文言が削除され、経済の先行き不透明感が強まっていることやインフレ圧力の弱さを考慮して「景気拡大を維持するために適切に行動する」と表明、また会合参加者17人が示した金利見通しは8人が年内の利下げを予想したことでダウは一時100ドル超の上昇となり$38高で引け、ナスは0.42%高でした。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

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