米雇用統計発表後の豪ドルの動き(2019年6月8日)

 

2019年6月8日

  5月の米・雇用統計は非農業部門雇用者数が予想の18.5万人増を大幅に下回る7.5万人増となったため直後からドル売りの流れとなり、米国10年利回りは2017年9月8日以来約1年9カ月ぶりの低水準となる2.0517%まで低下しました。
一方NY株式市場はFRBが早期利下げ期待が高まり大幅高となりました。
 なお翌日6/8(土)の朝9時半にトランプ米大統領が「メキシコと合意し、同国産品への関税発動を見送る」とツイートしたことで月曜日の株高への期待が高まるきこの土日となっています。

・豪ドル・ドルは21:30の米・雇用統計発表直後にドル売りとなり0.6967から0.6998まで急伸し、22:50から一段高となって23:50には0.7021まで上昇しましたが、その後は押し戻されて0.6998でNYクローズとなりました。

・豪ドル・円は米・雇用統計発表直後は75.51-64で小幅に振る反応でしたが、22:00から豪ドル・ドルの上昇に引っ張られて23:50には75.81まで上昇し、その後は75.65-80での上下が続いて75.73でNYクローズとなりました。

・豪ドル・NZドルは米・雇用統計発表直後に1.0484-1.0516で大きく振った後は1.0500近辺での小動きがひたすら続いて、1.0501でNYクローズとなりました。

・ドル円は米・雇用統計発表直後は非農業部門就業者数が予想を大幅に下回る結果となったためドル売りの流れとなり108.44から107.88まで急落しましたが、NY株が堅調に推移していたため下げ渋り、その後は徐々に戻して03:40には108.25までリバり、108.20でNYクローズとなりました。

 

★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2019年6月8日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

★雇用統計直後のドルの動きは、米雇用統計発表後のドルの動き(2019年6月8日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

 

 

豪ドル-ドル(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は0.6960-80で上下し、21:30の米・雇用統計の時は0.6967でした。
発表直後にドル売りとなり0.6967から0.6998まで急伸し、22:50から一段高となって23:50には0.7021まで上昇しました。
その後は押し戻されて05:40には0.6996まで下落し、0.6998でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・ドル-5分足 右:豪ドル・ドル-1時間足
 

左:豪ドル・ドル-日足

 

 

豪ドル-円(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤は75.60近辺での小動きが続き21:30は75.55でした。 発表直後は75.51-64で小幅に振る反応でしたが、22:00から豪ドル・ドルの上昇に引っ張られて23:50には75.81まで上昇しました。
その後は75.65-80での上下が続き、75.73でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・円-5分足 右:豪ドル・円-1時間足
 

左:豪ドル・円-日足

 

 

豪ドル-NZドル(チャートは6:00時点)
・欧州時間序盤はジリ下げが続いて16:00の1.0524から21:30には1.0504下落しました。
発表直後に1.0484-1.0516で大きく振った後は1.0500近辺での小動きがひたすら続いて、1.0501でNYクローズとなりました。

左:豪ドル・NZドル-5分足 右:豪ドル・NZドル-1時間足
 

左:豪ドル・NZドル-日足

 

 

ドル円(チャートは6:00時点)
・ドル円は欧州時間序盤は108.50近辺でのこう着が続いた後18:30から上げ出して19:00に108.61まで上昇しましたが、そこから押し戻されて雇用統計の21:30は108.44でした。
発表直後は非農業部門就業者数が予想の18.5万人増を大幅に下回る7.5万人増となったためドル売りの流れとなり108.44から107.88まで急落しましたが、NY株が堅調に推移していたため下げ渋り、その後は徐々に戻して03:40には108.25までリバり、108.20でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

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