FOMC直後のドルの動き(2019年3月21日)

2019年3月21日

 FOMCでは予想通り予想通り政策金利は据え置きでしたが、年内の利上げ見通しがこれまでの年2回から0回へと利上げ休止が示唆され、資産縮小の9月終了も示されました。
発表直後から金利低下・ドル売りの流れが強まりドル円、ユーロドル共に約100pips急伸し、その後もドル買いが強いままNYクローズとなりました。

NY株は発表直後はハト派的な内容だったため200ドル近く急伸しましたが、その後長期金利が低下により金融株が軒並み売られたことで急速に押し戻されてダウは$141安、ナスは0.07%安で引けました。

 

結果
2.25-2.50%で据え置き

 

★FOMC声明の全文を、FOMC声明全文(2019年3月21日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

 

ドル円(チャートは10:00時点)
・昨日のドル円は欧州時間とNYタイム前半はFOMCを控えて111.35-55での小動きが続き、FOMC声明の03:00は111.48でした。
発表直後に111.48から111.00まで急落し、そこから更にドル売りの流れが続いて04:05には110.53まで下落しました。
その後は110.60-75での小動きが続いて110.71でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

ユーロドル(チャートは10:00時点)
・欧州時間とNYタイム前半は1.1345-65での小動きが続き、FOMC声明の03:00は1.1357でした。
発表直後にドル売りによって1.1357から1.1408まで急伸し、そこから更にドル売りの流れが続いて04:00には1.1448まで上昇しました。
その後は押し戻されて05:50に1.1411まで下落し、1.1411でNYクローズとなりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
 

左:ユロドル-日足

 

米国10年債権利回り(チャートは8:00時点)
 欧州時間とNYタイム序盤は2.585-2.620%で推移し、FOMC声明がハト派的な内容だったため発表直後から債権が買われて2.535%まで低下し、その後も低下が続いて2.524%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    25,0745.67(-141.71)
NASDAQ     7,728.97(+5.02)
・FOMCでは予想通り予想通り政策金利は据え置きでしたが、年内の利上げ見通しがこれまでの年2回から0回へと利上げ休止が示唆され、資産縮小の9月終了も示されました。
発表直後はハト派的な内容だったため200ドル安から40ドル高まで上昇しましたが、その後長期金利が低下して金融株が軒並み安となったため急速に押し戻されてダウは$141安、ナスは0.07%安で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

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