FOMC直後のドルの動き(2018年11月9日)

2018年11月9日

 FOMCでは予想通り政策金利が2.00%から2.25%の範囲に据え置きとなり、声明では「労働市場が引き締まり続け、経済活動が力強い速度で拡大している」「さらなる緩やかな利上げは経済活動の持続的な拡大、力強い労働市場の状況、中期的に委員会の対称的な目標である2%に近いインフレ率と整合する」との表現も変えず、次回12月会合での利上げを示唆したためドル買いの流れが強まりドル円は114円台に乗せました。

 

結果
2.00-2.25%で据え置き

 

★FOMC声明の全文を、FOMC声明全文(2018年11月9日)の記事に載せています。
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ドル円(チャートは7:00時点)
・昨日のドル円は欧州時間は113.60-75での小動きが続き、NYタイムに入ると00:30からジリ上げとなり02:50には113.96まで上昇し、04:00のFOMCの時は113.86でした。
発表では予想通りフェデラルファンド金利の誘導目標を2.00%から2.25%の範囲に据え置きで、声明では「労働市場が引き締まり続け、経済活動が力強い速度で拡大している」「さらなる緩やかな利上げは経済活動の持続的な拡大、力強い労働市場の状況、中期的に委員会の対称的な目標である2%に近いインフレ率と整合する」との表現も変えず、次回12月会合での利上げを示唆したためドル買いの流れとなり04:10には113.99まで上昇し、06:00に114円台に入って114.08まで上昇し、114.00でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

ユーロドル(チャートは7:00時点)
・欧州時間は1.1400-45で上下していましたが、01:40から下げ出してFOMCの04:00は1.1398でした。 発表直後に1.1373-1.1410で上下した後、ドル買いの流れとなったため更に下げ出して05:00には1.1350まで下落し、1.1364でNYクローズとなりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
 

左:ユロドル-日足

 

米国10年債権利回り(チャートは8:00時点)
 欧州時間からジリジリと低下して23:30に3.208%まで低下した後は反転して04:00のFOMCの時は3.224%でした。 発表後に一段高となって06:15に3.243%まで上昇し、3.239%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
 

 

昨日のNY株式市場
NY DOW    26,191.22(+10.92)
NASDAQ     7,530.89(-39.87)
・昨日のダウは前日の大幅上昇の反動で売りが先行するなか小幅高で推移していましたが、FOMC声明後にマイナスに転じ、引けにかけて戻して$10高で引けました。
ナスは終日マイナス圏での推移が続き0.53%安となりました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

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