米雇用統計発表後のドルの動き(2018年7月7日)

2018年7月7日

 6月雇用統計は非農業部門雇用者数が予想19.5万人増に対して結果21.3万人増となり予想を上回りましたが、失業率は予想3.8%に対して結果4.0%、平均時給は予想+0.3に対して結果+0.2%となり、予想を下回りました。

・ドル円は6月雇用統計で非農業部門雇用者数は予想を上回りましたが、失業率と平均時給が予想を下回ったため米長期金利の低下と共に下げ出して23:00には110.37まで下落し、その後は110.40-55での小動きが続いて110.47でNYクローズとなりました。

・ユーロドルは雇用統計発表直後にドル売りの流れとなったため1.1715から1.1762まで急伸し、23:10には1.1766まで上昇しました。
その後は小幅押し戻されて1.170近辺での小動きが続いて1.1741でNYクローズとなりました。

・米国10年債券利回りは雇用統計発表直後に2.824%から2.807%まで低下し、そこからは戻して03:00には2.836まで上昇しましたが、その後は再び低下して2.824%でNYクローズとなりました。

・NY株は6月雇用統計で非農業部門就業者数が予想19.5万人増を上回る21.3万人増の好結果となり、平均時給が予想+0.3%に対して結果+0.2%となり伸びが鈍化したためFRBは緩やかな利上げペースを維持するとの見方も広がりダウは一時160超の上昇となりました。
また米中の制裁関税合戦は売り材料にはならずダウは$99高、ナスは1.34%の大幅高で引けました。

 

結果
21:30 6月非農業部門雇用者数 予想:+19.5万人 結果:+21.3万人 (前回:+22.3万人 修正値:+24.4万人)
21:30 6月失業率 予想:3.8% 結果:4.0% (前回:3.8%)
21:30 6月平均時給 (前月比) 予想:+0.3% 結果:+0.2% (前回:+0.3%)

 

★雇用統計の明細は、米雇用統計詳細(2018年7月7日)の記事に載せています。
(下線部分をクリックすると、該当記事が別ウィンドウで開きます。)

 

 

ドル円(チャートは6:00時点)
・6月雇用統計で非農業部門雇用者数は予想を上回りましたが、失業率と平均時給が予想を下回ったため米長期金利の低下と共に下げ出して23:00には110.37まで下落しました。
その後は110.40-55での小動きが続いて110.47でNYクローズとなりました。

左:ドル円-5分足 右:ドル円-1時間足
 

左:ドル円-日足

 

 

ユーロドル(チャートは6:00時点)
・欧州間序盤は1.1700-20で小動きが続き、21:30は1.1715でした。
発表直後にドル売りの流れとなったため1.1715から1.1762まで急伸し、23:10には1.1766まで上昇しました。 その後は小幅押し戻されて1.170近辺での小動きが続いて1.1741でNYクローズとなりました。

左:ユロドル-5分足 右:ユロドル-1時間足
 

左:ユロドル-日足

 

 

米国10年債権利回り(チャートは6:00時点)
 雇用統計発表直後に2.824%から2.807%まで低下し、そこからは戻して03:00には2.836まで上昇しましたが、その後は再び低下して2.824%でNYクローズとなりました。

左:米国10年債権利回り-15分足 右:米国10年債権利回り-日足
 

 

 

先週金曜日のNY株式市場
NY DOW    24,456.48(+99.74)
NASDAQ     7,688.39(+101.96)
・先週金曜日のNY株は6月雇用統計で非農業部門就業者数が予想19.5万人増を上回る21.3万人増の好結果となり、平均時給が予想+0.3%に対して結果+0.2%となり伸びが鈍化したためFRBは緩やかな利上げペースを維持するとの見方も広がりダウは一時160超の上昇となりました。
米中の制裁関税合戦は売り材料にはならずダウは$99高、ナスは1.34%の大幅高で引けました。

左:DOW-日足 右:NASDAQ-日足
 

 

 

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